The Bizarre Surprises! About The 56th Grammy Nominations

The Bizarre Surprises! About The 56th Grammy Nominations 3

The 56th Grammy Nominations -3-

つづいてつついてみるのは、2013年を飾るベストアルバム賞。うーん、まァ、ダフト・パンクが上がっているからいいか……じゃなくて。サラ・バレリスねェー。いやね、いつもいいもの作る人ですけれどね。しかし、二つ前の出世作”Little Voice”と比べてどうなんでしょうか。ミリオンセラー・ヒットになったとはいえ、今作品のリード・カット曲”Brave”が、”Little…”の”Love Song”と同じパワーを秘めているとも想えませんし。いつもながらいいからって獲ったらいかんでしょう。”Little…”の時、獲れなかったからアワセワザでってのも違うんじゃないかと。

マックルモア&ライアン・ルイスも、アルバムでみるアクトじゃないような。
そのへんは、ケンドリック・ラマーも同じ。

Album Of The Year :

The Blessed Unrest | Sara Bareilles
ポップ・ロック系シンガーソングライター
生・国・性 : 1979.12.7 (34歳)・米・女
米国内アルバム・セールス (最高位) : 300,000コピー (2)
ヒット・カット(最高位) : “Brave” (26)

Random Access Memories | Daft Punk
エレクトロニック・ハウス・デュオ
生・国・性 : トーマ・バンガルテル 1975.1.3 (38歳) ・仏・男 | ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト 1974.2.8 (39歳)・仏・男
米国内アルバム・セールス (最高位) : 770,000コピー (1)
ヒット・カット(最高位) : “Get Lucky” (1) etc.

Good Kid, M.A.A.D City | Kendrick Lamar
ヒップホップ系ラッパー(ソングライター)
生・国・性 : 1987.6.17 (26歳)・米・男
米国内アルバム・セールス (最高位) : 1,100,000コピー (2)
ヒット・カット(最高位) : “Swimming Pools (Drank)” (17) etc.

The Heist | Macklemore & Ryan Lewis
ヒップホップ系ラップ&DJ・デュオ
生・国・性 : マックルモア 1983.6.19 (30歳) ・米・男 | ルイス 1988.3.25 (25歳) ・米・男
米国内アルバム・セールス (最高位) : 1,200,000コピー (2)
ヒット・カット(最高位) : “Can’t Hold Us”(1) | “Thrift Shop” (1) etc.

Red | Taylor Swift
ポップ・カントリー系シンガーソングライター
生・国・性 : 1989.12.13 (24歳)・米・女
米国内アルバム・セールス (最高位) : 4,000,000コピー (1)
ヒット・カット(最高位) : “We Are Never Ever Getting Back Together”(1) | “I Knew You Were Trouble” (2) etc.

*最高位 : Billboardのランキング

というわけで、またしてもテイラー・スウィフトとなるのでしょうか。実績的にはまァ、本命盤といえるでしょう。約4,000,000コピーを売るベストセラーですし。スーパー・アイドル・シンガーながら、カントリー寄りゆえ、うわついてみられず。前55回のベストレコード賞候補だったNo.1ヒット”We Are Never Ever Getting Back Together”を始め、”I Knew You Were Trouble”、”Begin Again”、”Red”等のトップ10ヒットも生み、曲もつぶぞろい。出来映えもよかったと想います。スウィフトの同賞獲得作”Fearless”と比べてもそん色ないくらい。しかも、数年来同賞のセレモニーのショウアップへ大貢献していますからね。

ただし、スウィフトのファンとしてはつらいトコロですが、今年獲ってもらいたいのは、ダフト・パンク。そしてそのココロは、次の回で。

それにしても、2013年の目玉的作品の一つ、ジャスティン・ティンバーレイクの”The 20/20 Experience”がノミネートを外れるなんて……。

<つづく>

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