ドナ・サマーのアルバムが今全米でとてつもなく売れ始めているそうです。とくに、2003年リリースのグレイテスト・ヒッツ盤“The Journey : The Very Best Of Donna Summer”、そして1979年リリースの初のベスト盤“On The Radio – Greatest Hits – Volumes I & II”のセールスが凄まじいようで。日曜日までにそれぞれ30,000枚前後はマークするのではないかとみられています。そうなれば、共にトップ10へエントリーしてくるでしょう。
しかし、ホイットニー・ヒューストンと同様の事態が再現とまではいかないとか。なぜならば、’80年以降のほとんどのオリジナル盤が、現時点で売られていないからだそうで。ダウンロードでならまだ買えるものも極一部ありますが、ミリオンセラー作ですらその中に含まれているのがなんとも……。グラミー賞シンガーにしてその有り様とはがっかり。ディジタル・マーケットが充実化するにつれて変わってくるでしょうけれど(たぶん……!?)。
17日の東部標準時間午前11時前後、彼女の死亡の報道が始まってから、1日が終わるまでの13時間程、米国内のラジオでどとうの如く流れたというレパートリー曲のトップ10を。
1 Last Dance
2 She Works Hard For The Money
3 Bad Girls
4 On The Radio
5 Hot Stuff
6 Heaven Knows
7 Dim All The Lights
8 Love To Love You Baby
9 MacArthur Park
10 I Feel Love
<Nielsen BDS>

ドナ・サマーといえば、何と言ってもあの声ですよね。
ちょっと硬めのラバーを思わせる、強くてしなやかな、硬質なのに衝撃を吸収してくれるような、艶があるのにキンキンはね返してこない、あの独特な声。
ディスコに行く事はなかったけれど、彼女の歌を両面まるごと録音したテープを、ノンストップでかけ続けたものでした。(当時はCDなんてなかったもので)
好きでした。どうぞ安らかに。