American Music Awards 2011

Viewpoint : American Music Awards

– extra –

ファンに愛されている幸せにどっぷり浸れてしまうAMA。とくにアーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたりしちゃったらもう有頂天もいいところですよね。幸せすぎてだめになるなんてこともあるかもしれません。

というわけで、近年同賞獲得アーティストがその後の次の1作でどうなったかを探ってみました。それが、売上数の移り変わりをみた下記表。うーん……データをみる限り、たしかにその悪影響ってあるかも。当然古いもののほうが、受賞後に弾みがつきますし、累積数も多くなるとはいえ、あまりにも違いますよね。テイラー・スウィフトの”Speak Now”が後1年で3百万近く増やせるとも思えませんし。キャリー・アンダーウッドについてはもうアクションが止まっています。むろんAMAの影響力のみがすべてではありませんが……。

“極めつけ”が、クリス・ブラウンですね。しかも彼、ただたんに売上数が急降下しただけ、じゃなかったのですから。AMAはもとよりどとうの如く続く賞ラッシュが正にグラミー賞で大団円を迎えようとしていた、翌’09年2月8日、ガールフレンドだったリアーナに暴力振るって、保護観察下に置かれるはめに。所謂好事魔多しってのとも違う様な……。

まァ、有頂天になるかはともあれ、次回作がその前の成功作を上まわるってことが、いかにたいへんか。つまり、売上数がダウンしたとはいえ、連続大賞獲得を果たしたスウィフトは、それだけで凄いアーティストなのである、というような落ちになるのでしょうが、何か”顔”役めいてきたかなという感も。

だって、どうみても’11年はアデルがとってしかるべきですから(結局落ちはそのへんに)。

2009 Taylor Swift “Fearless”(’08) <6,306,000> – “Speak Now”(’10) <3,700,000>

2008 Chris Brown “Exclusive”(’07) <1,973,000> – “Graffiti”(’09) <341,000>

2007 Carrie Underwood “Some Hearts”(’05) <7,131,000> – “Carnival Ride”(’07) <3,215,000>

2 thoughts on “American Music Awards 2011

  1. AMA受賞ともなれば、運命というか業というのか、兎も角自分の命に激震が起こるわけですものね。人によっては、開けなきゃ良かったパンドラの箱、ってことになるのかもしれないですね。細く長く、目立たず気負わず、好きなことを地道に続ける事の意味を柄にもなく考える今日この頃です

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