The Revolution Will Not Be Televised.
The Revolution Will Be No Re-run Brothers;
The Revolution Will Be Live.
革命はTV番組で放映なんかしないんだぜ
再放映もないしね……なあおまえら
ライヴなんだから、いつだって
<Gil Scott-Heron”The Revolution Will Not Be Televised”1971>
たとえ1曲13分36秒に亘ろうが、二枚組”It’s Your World”第4面の”The Bottle”のライヴに一旦針を落したら少なくともたてつづけに3回はくりかえし聴かなけりゃ収まりませんでした。文字通り身も心も踊り出し、興奮陶酔状態の異次元世界へ誘われるため、身体中が熱くほてってしまい、コチラがわへなかなか帰れなくなるからです。
1949年4月1日、シカゴ生まれの(生まれてすぐジャクソン、そして13歳の時ニューヨークへ)黒人音楽詩人、ギル・スコット・ヘロン。
’70年代初め、ジャズとラテンとソウルが交わったパーカッシヴなファンク・サウンドにのっかって、アフリカン・アメリカンの暮しから生まれたリアルな詩を鋭く唱え、音楽界へその姿を現します。ブラック・アメリカン・ミュージック……自らそう称してもいた、ポエトリー・リーディングとジャズの”クロスオーヴァー”ミュージック。私にとっても、スリリングで躍動感あふれるその新たなる音世界は、当時正に衝撃的なものでした。業界人は、ボブ・ディランの様な詩をスティーヴィー・ワンダーの様に歌うとか言ったりしていましたが、どちらかというと彼本人が崇めてもいたジョン・コルトレーンの流れをくむものだったと思います。深く、高く、潔く、そしてもの柔らかくクールでありながら、しかしほとばしる熱い血を秘めているという。
尖鋭的な詩を詠みながらも、目は穏やかに笑っていたりする様な、そんな温もりが感じられました。
2011年5月27日永眠(米ニューヨーク市現地時間)。62歳でした。
やすらかにお眠りください。R.I.P. IN THE BOTTLE!
可愛い猫さん、今日はお休みですか?
一日一度あの子の顔を見ないと落ち着きません。
佳朋
話が話なので……。そのかわり、日曜日のPsychedelic Penguin’s Policyで初登場となりました。萌えていただければ幸いです。(^.^)