世界中でみんなが楽しんだ”Happy”ダンス。ファレル・ウィリアムズのビッグ・ヒット”Happy”でそれぞれ想うがままに踊るヴィデオクリップがYouTubeに溢れまくったのも2014年音楽シーンのトピックスの一つといえるでしょう。
しかしどの国の人もフリーに楽しめたわけじゃなく。わがままを許してもらえなかった国もあったようで。まずはそのヴィデオクリップを、どうぞ。
Happy We are from Tehran (click! で、リンク)
アップ後120日前後でヴュー数1,600,000回突破。ほかの同系統作品と比べても、かなりいいヴュー数を稼いでいます。それがその出来映えからくるものだったらよかったのですけれど……。
楽しんでいた6人のイラン人”Happy”ダンサーズとそのディレクター1人がほどなくつかまり、1週間前判決が。それによると、彼ら7人はまず半年~1年の禁固、そして91回のムチウチケイ(!)と決まったそうで。ただし、幸い(?)3年の執行猶予付を得て、ほかにもっと”悪い行い”をしなければ許すとの由。
アチラの国は、女の人が公の場でベール(いわゆるヒジャブ)で頭を覆っていなければならず。ましてやそんなカッコで男と女が交わっていっしょにイカレたダンスをするなどもってのほか、けしからん! という事らしいですね。道徳倫理観からくるものだとか。
むろんホンネは、イスラーム系の国からすると何かとぶつかる米国発の大衆的音楽でうかれる姿が、いまいましいって事なんでしょうけれど。楽しそうにしているだけに、よりいっそう。
んでもって、見せしめとなったかと。
けれど、イスラーム系のダンサーズのつくったものをいろいろ見てみましたが、そのへんはわりとゆるやかなんですよね。始めはしっかり覆っていても、後でぬいじゃったり。そんな事、全くかまっていないものも。
いくら抑えようとしても、時の流れはどんどん移ろいゆくわけで。
いっそ、7人はオシリを鞭で叩かれているシーンを撮り、アップしてみるのもいいんじゃないかなァ。そんな事したらほんとうにそうなってしまいますが(^.^;
