米Billboard 200で1回もNo.1をマークしていないスーパースターは、誰? スペシャル! ……(^.^;
というわけでそのパート2。
Marvin Gaye
1971年の”What’s Going On”なんか、彼のベストセラーというよりも、ベスト・ソウル・クラシックの一つですよね。にもかかわらず、最高第6位だったわけですから。シングル・チャートのNo.1曲をタイトル・トラックとする1973年の”Let’s Get It On”が、最もその可能性が高かったのですが、ザ・ローリング・ストーンズの”Goats Head Soup”に阻まれて、最高第2位に甘んじています。ミリオンセラー曲”Sexual Healing”を含む、生前最終作”Midnight Love”も、最高第7位に止まって万事休す。私のフェイヴァリット”I Want You”も最高第4位と、正に後一歩でした。
しかし、ソウル系のスーパースターにはもっと上がいたりします。
Aretha Franklin
なんてったって、”クイーン・オブ・ソウル”ですよ。同ランキング初エントリーが、1962年。ライヴも含め、計47作がトップ200いりを果たしています。内6作がトップ10へ。しかし、”I Say A Little Prayer”を含む1968年の”Aretha Now”が2週間最高第3位、”(You Make Me Feel Like) A Natural Woman”を含む同じ年の”Lady Soul”も2週間最高第2位、”Respect”を含む1967年の”I Never Loved A Man The Way I Love You”ですら3週間最高第2位ですからね。どれも、ベスト・ソウル・クラシックといえるもの。No.1を獲るのがいかに難しいものかがわかります。
けれど、そんなアリサもぶっとぶトップ・スターも……。
James Brown
“ザ・ゴッドファーザー・オブ・ソウル”も獲れなかったんですか……それってもしかしたらセグリゲイション? 1959年のデビュー・アルバム”Please Please Please”なんか影もカタチも無く。1963年のベストセラー・ライヴ”Live At The Apollo”が初エントリー(最高第2位)と、つくってはいても売れてなかったと。しかしその後、コンスタントにランクするようになり、同じ年の9th”Prisoner Of Love”もエントリー(最高第73位でしたけれど……)。1964年の”Pure Dynamite! Live At The Royal”もトップ10をマークと、記録上もトップ・ソウル・スターらしい”格”が備わっていった……筈だったのですが、ついぞその後トップ10エントリーはなしえませんでした。極一部、主だったトコロを眺めてみても、1965年の”Papa’s Got A Brand New Bag”(最高第26位)、1966年の”I Got You (I Feel Good)”(最高第36位)、同じ年の”It’s A Man’s Man’s Man’s World”(最高第90位)、1969年の”Say It Loud, I’m Black And I’m Proud”(最高第53位)、1971年の”Hot Pants”(最高第22位)、1974年の”The Payback”(最高第34位)、そのいずれもがです。マスターピースの一つ”Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine, Pt. 1″フィーチャーの1970年作品”Sex Machine”ですら最高第29位とふるわず。シングルとアルバムのリリース数がとんでもなく多かった事も災いしたのでしょうが、それにしても不思議でした。
あしたもまた。
