I Heard It Through The Grapevine | Gladys Knight & The Pips <1967>
すべて彼らから始まりました。米ジョージア・アトランタのファミリー・ソウル・アクト、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、1967年同曲一番目のシングルとしてリリース、見事米Billboard Hot100最高第2位へ上るビッグ・ヒットを果たしています。
けれど、最も良く知られているのは、マーヴィン・ゲイのそれでしょうか。コチラは、1968年のNo.1ヒット。すでに上記曲のビッグ・ヒット後にもかかわらず、それを凌ぐベストセラーとなり、彼のベスト・レパートリーの一つともなりました。
I Heard It Through The Grapevine | Marvin Gaye <1968>
曲をつくったのは、モータウンの売れッ子ソングライター陣の1組、ノーマン・ウィットフィールドとバレット・ストロング。まずはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズが1966年にレコーディングするも、オクライリとなります(1968年、アルバム”Special Occasion”にフィーチャー)。ついで、マーヴィン・ゲイが1967年にレコーディングしましたが、コチラも没。翌’68年のアルバム”In The Groove”(後に”I Heard It Through The Grapevine!”と改め)に収められますが、それがラジオのプレイリストにエントリーし始め、シングルとしてリリース、年を跨ぐ7週連続のNo.1ヒットに結びついています。
なんといってもその聲が曲のフィーリングにしっくり合い……魅せられますね。没にしたベリー・ゴーディーっていったい……?
I Heard It Through The Grapevine | Creedence Clearwater Revival <1970>
ロック・ヴァージョンとしてピックアップするならむろんクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのそれでしょうね。1970年リリースの5thアルバム”Cosmo’s Factory”の1曲として、なんとえんえん11分間続くロング・ヴァージョンをレコーディング。ベストセラー作のハイライト曲となりました。そしてまたシングルとしてもその後リリース。1973年時点で米ランキングいりはのがすも、1976年再発、最高第43位に上るスマッシュ・ヒットを果たしています。
