V13の記事内で”くわしくはあす”と記していながら、1日後回しになりましたが、ソコの”We Might Be Dead By Tomorrow”が、Billboard Hot100のニュー・レジェンドをつくったという話。

そもそもがニュー・エントリー1週にして第9位とトップ10いりしたのも凄かったのですが、次の週に消えてしまうとは、まったくもって予想外の出来事でした。逆センセイショナルなアクションっていうか……。独りよがりなアップ・アンド・ダウンといえるでしょう。善い子はまねしないように。まァ、ディジタル・エイジとなってから、結構増えているんですけれどね。シングルカットを待たずしてみんな聴いてしまうから、スーパースターのニューアルバムなんか出るとすぐにズラーーーッとその収録曲が並んじゃうってのももう止められませんし。それでもね、曲のヒットをみるよすがとしてなら、当たってなくもないので。

けれど、YouTubeのヴュー数とかをデータにプラスするってのはどうかと想う、と、昨年決まった時からずっと異を唱えていました。ヴィデオクリップとして鑑みるとしても、画は画。音楽的にどれほど好まれているかわからないため、ただやみくもにヒットのデータとして数えるってのは正しくないんじゃないかと。音楽聴くためだけにそれを見ているとはとても想えませんから。データも、100回で1点……とかとてつもなく甘く。もうね、YouTubeを舐めるのにも程があるって。

しかるにとうとうその”恐れ”が当たってしまいました。くりかえしますが、わずか1週で11,500,000ストリーム。当然同数字はそれのみで軽く100,000点となりますから。トップ10いりするのはルール上リーズナブル。しかもその後も、爆発的にヴュー数がアップし、次週集計日の頃はもう70,000,000回をマークしていたわけで。ふつうならNo.1を奪うポテンシャルをもっていたのです。

しかし、そうはなりませんでした。そりゃそうですよね。ラジオじゃまったくかからないし。ダウンロードを含む曲の売上数のデータも、発売1週目の時点で10,000コピーくらいだったとかで。にもかかわらず、トップ10ヒット?　至極当然無理がありました。ましてやそのデータの素となるストリーミング数のアップも、ほとんどのヴューワーがただいろんな人の”ファーストキス”を見たいたいから。曲は二の次でした。

ゆえに、ダウン。影もカタチもなくなりました。でもそれならばなぜ前回鳴りものいりでトップ10へ初登場をなしえたのかの整合性がとれなくなるという。YouTubeを甘くみたつけがまわったってトコロですね。

んでもって、なんだかわりをくってしまったソコですが、オカゲで快記録をマークいたしました。Billboard Hot100で初登場トップ10からもんどりうってトップ100外にダウンしてしまった第1号となったのです。つまり、電光石火弾丸アクション賞(^.^;　今までの高記録アクトは次の通り。

Biggest Drops Off The Billboard Hot 100

#9 ↓ “We Might Be Dead By Tomorrow” Soko (2014.4.5)

#11↓ “A Little Bit Longer” Jonas Brothers (2008.8.23)

          “Mean” Taylor Swift (2010.11.13)

          “Diana” One Direction (2013.12.14)

#12 ↓ “Hair” Lady Gaga (2011.6.4)

           “Midnight Memories” One Direction (2013.12.14)

#13 ↓ “State of Grace” Taylor Swift (2012.11.10)

            “Heartbreaker” Justin Bieber (2013.11.2)

#16 ↓ “Toxic” Glee Cast (2010.10.23)

#17 ↓ “Nights In White Satin” The Moody Blues (1972.12.2)

           “Junior’s Farm” Wings (1975.1.25)

#18 ↓ “Crimson And Clover” Tommy James and The Shondells (1969.4.5)

           “The Christmas Song” (Chestnuts Roasting On An Open Fire)” Christina Aguilera (2000.1.15)

           “Gone” Kanye West featuring Cam’ron and Consequence (2013.10.26)

#20 ↓ “Dedicated To The One I Love” The Mamas and The Papas (1967.5.6)

           “Inventing Shadows” Dia Frampton (2011.7.23)

©Billboard

*Hot 100外へダウンをする前のランク/曲/アクト(消滅日)