第48回スーパーボウル、たんのうしましたか? まァ、ゲームそのものはつまらなかったかもしれませんが(^.^;、当ブログゆえむろんハーフタイム・ショウの話。28歳、ブレイクアウト後、日は浅くともグラミー賞常連シンガー、ブルーノ・マーズのショウがどうなったかっていうと……。
概ね、大成功でした。いくつかのライヴ評でレッド・ホット・チリ・ペッパーズなんか要らなかったとか言われてもいますが、彼本人が昔からのファンで叶ったというコラボレーション、質感上は多少異なるもクロスオーヴァーな音楽性をもつアーティスト同士の絶妙な合体がスカッと決まっていましたし。115,300,000人がTVオーディエンスとなり、視聴率も記録上最高となったそうで。
聖らかな少年少女合唱隊のイントロダクション後、独り現れ、ダイナミックなどとうのドラミングで即、オーディエンスの心をつかみます。始まるまでふっていた雨もすっかりやんでいいムード。つづいていつものオールドタイム・ソウル・パーティーふうなショウへ。”Locked Out Of Heaven”、ついで”Treasure”とマルチ・ミリオンセラーのジャイアント・ヒットをノンストップでアグレッシヴにカットバシながら、”Runaway Baby”で御得意のすべるような”ジェイムズ・ブラウン”ダンスでわかします。はじめメットライフ・スタジアムで踊っていたのは、ほとんどが前半戦で勢いづいていたシーホークス・ファンの女性陣だったのですが、最早前の曲の”Oh-Whoooa”の大合唱で一つになったとか。流れるようなタイミングでくだんのコラボレーションへ。ほとばしるそのフィーヴァーぶりがクライマックスにいたります。そして、ファイアーワークスの華が夜の闇を裂く中、独りスポットライトに浮かんでしっとり唱う出世作”Just The Way You Are”。彼らしく優しくて甘いハイトーン・ヴォーカル、堂々唱いつづるその姿に惹かれました。
ただし、コラボレーションのパートナーの毒をプラスしても、少々軽いタッチなのはいなめず。心に深く永く残るパフォーマンスかどうかとなると悩んでしまいますが、楽しかったかと問われたらすぐにYESと答えるでしょう。
2014.2.2 New Jersey : MetLife Stadium
Performers : Bruno Mars, Red Hot Chili Peppers
Setlist : “Billionaire” (children’s choir) / “Locked Out Of Heaven” / “Treasure” / “Runaway Baby” (Bruno Mars) / “Give It Away” (Red Hot Chili Peppers featuring Bruno Mars) / “Just The Way You Are” (Bruno Mars)
スーパーボウル・ハーフタイム・ショウの流れ、プラス評 (click! で、リンク)
Super Bowl Halftime Spectacle
1967 – 1990 | 1991 – 1999 | 2000 – 2005 | 2006 – 2012
2012年のパフーォマンス評 (click! で、リンク)
Madonna Blows Super Bowl Away!……and so does M.I.A.
2013年のパフーォマンス評 (click! で、リンク)
B Is For Beyonce……2013 Super Bowl Halftime Show
