それではそのウイナーとルーザーをセールスと共にみてみましょう。
Artist Of The Year
Taylor Swift <Album:4XPlatinum/Singles:6XMillionSellingHit>
Macklemore & Ryan Lewis <Album:1X/Singles:3X>
Bruno Mars <Album:1X/Singles:3X>
Rihanna <Album:1X/Singles:2X>
Justin Timberlake <2Albums:3X/Singles:2X>
強いですねー、テイラー・スウィフト。まァ、アルバム”Red”が3,900,000コピー、No.1ヒット”We Are Never Ever Getting Back Together”を始め、”Begin Again”、”I Knew You Were Trouble”、”22″、”Highway Don’t Care”(ティム・マッグロウとデュエット)、”Red”が、マルチ含むミリオンセラー・ヒット、”Ronan”のゴールド・シングルも生んでいますから、実績上はもんくなし。むりやりもんくをつけるとしたら、2008年の1個獲得以来、5個(’09年)、1個(’10年)、3個(’11年)、1個(’12年)、4個(’13年)、と計15個、内3個が”Artist Of The Year”と、最早大重鎮の如くAMAの常連然としている点でしょうか? (新鮮味に欠けるという難(^.^;)
マックルモア&ライアン・ルイスは、7,000,000コピーを売るベストセラー”Thrift Shop”(フィーチャリング・ワンズ)の外、”Can’t Hold Us”(フィーチャリング・レイ・ダルトン)等2曲のNo.1ヒットをマークしましたが、アルバム”The Heist”がミリオンセラー止まりと、総合力でとどかず。
ブルーノ・マーズも、”Locked Out Of Heaven”、そして”When I Was Your Man”というNo.1ヒットを始め、”Treasure”を含む3曲のマルチ・ミリオンセラー・ヒットを果たしましたが、アルバム”Unorthodox Jukebox”が1,700,000コピーともう一つ報われず、アーティスト・パワーのアップへのつながりがみられませんでした。
リアーナだって、そのへんは似たりよったり。”Diamonds”を始め、”Stay”(ミッキー・エッコーとデュエット)のマルチ・ミリオンセラー・ヒットを生んだものの、アルバム”Unapologetic”が1,200,000コピーなのがものたりず。
ジャスティン・ティンバーレイクなんか、”Suit & Tie”(フィーチャリング・ジェイ・Z)、そして”Mirrors”と、2曲連続マルチ・ミリオンセラー(プラス、ジェイ・Zのフィーチャリング・アクトとして”Holy Grail”もミリオン・セリング・シングル)をマークしているわりには、アルバム”The 20/20 Experience”の2連作合わせてなんとか3Xプラティナムと想ったよりも凄くないのが、本質的なパワーを顕しているといえそう。
そんなわけで、候補陣にすら上らない6,000,000コピーを売るNo.1ヒット”Blurred Lines”のロビン・シックも含め、殆ど横一線、いずれにしろスウィフトの敵じゃなかったと。
<つづく>
