Fox Is For Ylvis……!?

Fox Is For Ylvis……!? 1

Fox Is For Ylvis……!? -1-

エルヴィスならぬ、イルヴィスなるあやしいオトコ二人組が、今、YouTubeをゆるがしています。

というわけで、まずはこれを。

はじめフツーじゃないと想ってもがまん、中ほどで笑えずばかばかしくなってもがまんして、終わりのほうまで聴いてみると案外良い曲とうっとりするかもしれません。

いかがですか? 私はチョッピリうとうとし……じゃなくて、うっとりしました。

YouTubeでブレイクアウトをした流れから、iHeartRadio Music Festival : Day1(2013.9.20)でパフォーマンス。それが火に油を注ぐカタチとなり、ジャイアント・ビームのスポットライトが当たっています。ほとんどがYouTubeのヴューワー数のデータ(ただし、現時点で50,000,000ヴューをクリア)のみという状況下、Billboard Hot 100の初登場トップ30いりも果たしました(3週目現在第13位)。

そんなデュオ、一体何やつなのかというと。

ヴェガード(ヘアー黒 : 1979年5月19日・生)と、バード(ヘアー栗 : 1982年3月21日・生)・ウルハイム・イルヴィサーケル、ノルウェイ・ベルゲン生まれの実の兄と弟でカタチづくられたコメディアン/コメディー・ミュージシャン・デュオ。今世紀のはじめくらいから、生のショウで噂となり、ノルウェイのTVショウのパフォーマンスでブレイクアウト、以来彼らがそのまんまホスト、またはヘッドライナーをつとめるTV、ラジオ、ミュージカル・ショウのどれもがヒットし、スターダムへのし上がった、と。んでもってそのかたわら、‘ミュージシャン’として、“Rumour Says”(2000)、“Kjempeform”(2004)、“Stonehenge”(2011)、“Someone like You (Dubstep Edit)”(2012)、“Jan Egeland”(2012)、“Pressure”(2012)etc.、迷曲の数々を発表してもいます。

そして2013年、苦節約13年間程を経て、“The Fox”のグローバルなヒットが生まれたというしだい。

そんなわけで、私、かなりぐぐっと来てしまったゆえ、ウイークリー・レギュラー・スペシャルとして今後光を当ててみたいと想います。

尚、‘お笑い’系でYouTubeのヒットぶりが似ているからと、巷じゃどうもPSY、または“Harlem Shake”と同じカテゴリーでくくろうとしているようですが、それは当てはまらないんじゃないでしょうかね。アーティストの本質性がそもそも異なるし、YouTubeのヒットのしかたとかもそれぞれ少しずつずれていますから。

ほんもののコメディアン/コメディー・ミュージシャンがパロディー・ソングとしてつくったという点で、ほかのアーティストのそれとは全くべつもの。むしろ、私のダーイスキなモンティ・パイソンを始め、チーチ&チョン、ウィアード・アル・ヤンコヴィック、ザ・ロンリーアイランドとかと同じタイプといえるでしょう。

<つづく>

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