そんなわけで、ビッグ・ヒットを果たした”Cups”。といっても曲そのものを聴く限り、何かそれほど今ふうじゃない。と想っていたら、なんと1931年発表の曲でした。アメリカン・トラッド・フォーク(カントリー)のVIP、ザ・カーター・ファミリーの唱ったものがそのオリジナル、”When I’m Gone”。それが、米映画”Pitch Perfect”のオカゲで陽の目を見たというしだい。
The Carter Family | When I’m Gone (click! で、リンク)
しかし、たしかにまァ、そのまんまですが、何か違う様な……。そうなんです、”カップ”が無い。
“Pitch Perfect”でベッカ・ミッチェル(アンナ・ケンドリック)がパフォーマンスしていたのは、英ポップ・バンド、ルル・アンド・ザ・ランプシェイズ(現ランドシェイプス)のユニークなカヴァー・ヴァージョン……”カップ”パフォーマンスだったのです(もっと細かくいうなら、それをYouTubeでプレイしていたふつうのオンナのコ、アンナ・バードゥンのヴァージョンを見て学んだものだとか)。
Lulu And The Lampshades | Cups (click! で、リンク)
尚、”カップ”のプレイもポピュラーなものですから、ずっと昔のTVコメディー“Full House”(コリア発同名のドラマならず)とかいろいろフィーチャーされています。それにしても、役づくりのためとはいえ、うまくなったものですね、アンナ。
