Eternal Songs Kaleidoscope 佳曲萬華鏡
Careful 15 : O-o-h Child / The Five Stairsteps -Z-
“O-o-h Child”は、”The First Family Of Soul”といわれたシカゴのファミリー・ヴォーカル・グループ、ザ・ファイヴ・ステアステップスのレパートリーとして、レコーディング。1970年の春以降、夏の終わりに至るまでヒットし、BillboardのHOT100最高第8位にランク、ミリオンセラーとなります。1958年結成当時、小学生姉兄弟のチルドレン・ソウルとして鳴らした彼らでしたが、初のビッグ・ヒットが生まれた時はもう20歳前後のリッパな青年団となっていました。しかし、ファミリーならではの温もりのあるコーラスワークはそのまま変わらず。エモーショナルなドラミングと共に、優しくしなやかにつづられるその歌は、彼らにとって十八番となります。14年にわたって十数曲のヒットをマークし乍ら、ほかの曲が霞むくらいに。
つくったのは、スタン・ヴィンセント。
そしてそれはポップ・スタンダードとなりました。ザ・スピナーズ(1970年)、ローラ・ニーロ(1971年)、ニーナ・シモン(1971年)、ザ・ニュー・バース(1971年)、エドウィン・ホーキンズ・シンガーズ(1973年)、メアリー・ウィルソン(1989年)、ディノ(1993年)、ベス・オートン(2003年)、ドニー・マックラーキン・フィーチャリング・カーク・フランクリン(2004年)、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(2004年)らいろいろなタイプのアクトがレコーディング。いくつかはヒットしています。
トレイ・アナスタシオら、ライヴ・レパートリーとしてとりいれたアクトも多し。デスティニーズ・チャイルドがシンディ・ローパーとつづったものも。
2Pacの”Keep Ya Head Up”、R・ケリーの”Bump N’ Grind”、ジョーの”Better Days”等、詞・曲・アレンジメントのサンプリングも多くみられます。ジャネット・ジャクソンの”Truth”などがとくによく知られていますね。
そんな中で白眉的作品といえるのが、元ハウディ・ムーンのヴァレリー・カーターがソロとしてつくった1977年のデビュー・アルバム“Just A Stone’s Throw Away”のカヴァー。ふんわりと紡がれるたおやかな歌が、曲そのもののハートウォームなフィーリングをよりいっそう豊かなものにしています。それもみんなそのオリジナルあってのものだねでしょう。
