HAWHOKKKEKYO 真説大衆音楽”洋”語辞典
Eurovision Song Contest
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半世紀以上続いているという事はそのままヨーロッパのポピュラー・ミュージック・ヒストリーを表しているわけで。いかに凄いイヴェントか、ウィナーズのラインアップを眺めるだけでわかりますね。アンドレ・クラヴォー(フランス)、ジャン・クロード・パスカル(フランス)、ジリオラ・チンクェッティ(イタリア)、フランス・ギャル(フランス)、ウド・ユルゲンス(オーストリア)、サンディー・ショウ(UK)、ルル(UK)、セヴェリーヌ(フランス)、ヴィッキー(ギリシャ)、アン・マリー・ダヴィッド(フランス)、ABBA(スウェーデン)、ブラザーフッド・オブ・マン(UK)、バックス・フィズ(UK)、ジョニー・ローガン(アイルランド)、セリーヌ・ディオン(カナダ)、シークレット・ガーデン(アイルランド/ノルウェー)、カトリーナ&ザ・ウェイヴズ(UK)、セルタブ・エレネル(トルコ)、ローディー(フィンランド)、マリヤ・シェリフォヴィッチ(セルビア)……etc.
リストの出場国がカッコ内の御本人のそれとは異なっているケースも見られますが、そのへんは色々な大人の事情をくみとってという事で。
ユーロヴィジョンを制してもその後案外ヒットが続かない事が多いとかいわれるわりには、なかなかのラインアップじゃないかと思います。しかも、トップを獲れなかったアーティストも含めると、クリフ・リチャード、ザ・シャドウズ、メアリー・ホプキン、ジーナ・G、エンゲルベルト・フンパーディンクなども並んでくるわけですから、そうそうたるものですよね。
楽曲群もそれなりにビッグ・ヒットしたものも多く。ABBAの”Waterloo”を始め、ジリオラ・チンクェッティの”Non Ho l’età”、ヴィッキーの”Après Toi”、フランス・ギャルの”Poupée De Cire, Poupée De Son”、セリーヌ・ディオンの”Ne Partez Pas Sans Moi”、Vは叶いませんでしたが、クリフ・リチャードの”Congratulations”等、我が国ですらよく知られている曲も。(曲をそれぞれclick! で、リンク)
Non Ho L’età | Gigliola Cinquetti
Poupée De Cire, Poupée De Son | France Gall
