全米録音業界をまとめるRIAAが、それまでずっとダウンロード売上数のみで決められていたディジタル・シングル・アウォードを、オンデマンドのオーディオ/ヴィデオ・ソング・ストリーミング数もデータとしてプラスすべく基準変えしたそうで(日本時間昨日発表)。ディジタルエラ……インターネット・エイジらしい基準変え。1958年以来同賞55年にしてのとてつもない大変革ですね。基準数はそのまま、 500,000 (Gold)、1,000,000 (Platinum)、2,000,000プラス(Multi-Platinum)となるそうですが(10,000,000プラスはスタンダードと同じDiamond?)、コピー、ダウンロード、ストリーミング、後につく語をどうしたらよいものか?
同データは、MOG、Muve Music、Rdio、Rhapsody、Slacker、Spotify、Xbox Music etc.のオーディオ系、そしてMTV.com、VEVO、Yahoo! Music、YouTube etc.のヴィデオ・ストリーミング系サーヴィスからとられるとか。ストリーミング100回で、ダウンロード1回。つまり、たとえYouTubeで100万回視られたとしても、1万としか数えられません。とはいうものの、今の御時世、1千万超をマークするのもそれほど難しくもなく。ほんとうに視たくて視る人ばかりじゃないし。しかも、限りなく只同然のものですからね(つなぐための料金類くらい)。ネットが絡むため、米国内に限られもせず。米国内業界の集合体RIAAとして、そのへんいかがなものかと想う面も。まァ、私が心を配らなければならない話でもないんですけれど。
というわけで、早速新たなる賞をもらったり、格が上がったものが、56作発表となりました(Gold:11、Platinum:18、Multi-Platinum:27)。我がいとしのオブ・モンスターズ・アンド・メンもその中にいてうれしいなっと。しかし、16億回近く視られたという“Gangnam Style”がまだディジタル4Xマルチプラティナム(スタンダードが5Xマルチプラテイナム)なのはなぜ? ホイットニー・ヒューストン、ジャーニー、エアロスミス だってエントリーしているのに。
