Violins Are Forever

Violins Are Forever

ヴァイオリンっていったいいつから今のカタチになったんでしょうね?

弓で弾く弦楽器をそのルーツとして、スリランカのラヴァナストロンとかへ話をふってしまうと答が出るまでたいへんなので、レオナルド・ダ・ヴィンチが編み出したといわれる(たぶん、作り話ですが)リラ・ダ・ブラチオを源と鑑みると、それからまァ1世紀程たった16世紀半ば頃というのが、大体当たっているんじゃないかと。

んじゃ、誰がつくったものがそのモデルとなっているんでしょうか?

“ヴァイオリン作り”の中心地となったのは、ヴィスコンティ家ミラノ公国内の小都市クレモナ。ニコロ・アマティを始め、アントニオらストラディヴァリ・ファミリー、そしてバルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスのファミリーへとつらなる名工達がそのカタチを整えていったといわれます。

見た目からもまるわかりですが、女の姿を基とした、と伝えられ。

1説として唱えられているような音響工学的な点からそうなっているのではないみたいです。

で、カタチを変えるのはもはやタブー? 昔の匠が生み、長い間ずっと守られて継がれて来たものなので、畏れ多いとは思われているでしょうが、全く禁じられているとか、そんな事はないようです。フランスのシャノーは、ひょうたんのようなのをつくりましたし。ベベンベンと鳴りそうにみえる、アールのない三味線のキバチ(とじた扇子状?)ふうなのも。ただしそれらがとってかわる事はなかったようで……。

オーソドックスな今のそれはもう、美術工芸品としてもんくのないカタチという事なんでしょうね。

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