Alicia Keys Sang The Longest National Anthem At 2013 Super Bowl

Alicia Keys Sang The Longest National Anthem At 2013 Super Bowl

スーパーボウルの話をもう一つ。

アリシア・キーズがピアノを奏でながらつづった米国歌“The Star-Spangled Banner”なんですが……といっても、詞を忘れたりとか御約束の話じゃなくて。なんか、ふつうよりも長くなかったですかって話。彼女自らピアノを弾いていたので少々紛らわしいのですが、唱い出しから数えると、156.4秒というのがオフィシャル・タイムとなるようで。そして、それがどうやらスーパーボウル米国歌パフォーマンスの最長新記録をマークしてしまったらしく。失敗話の多いパフォーマンスを成功裡に収められたうえ、花をそえたというしだい。

因みにそれまでのレコードホルダーは、1994年のナタリー・コールで、152秒がその最長歌唱記録だったそうです。尚、昨年米国歌パフォーマーだったケリー・クラークソンは、90秒プラスアルファでしたから、長く感じたのもむべなるかな。そもそもゆったり始まったそのパフォーマンスでしたけれど、詞を3節程増やした事が鍵となりました。畏れ多くもつくられてから200年はたとうかという曲に、自作詞‘Livin’ in the home of the brave’をコーダとして自らアレンジメントしてくっつけたわけですが、なんとそれはもっと畏れ多い事とつながるみたいなんですよね。

“The Star-Spangled Banner”そのものはもうコピーライトも失し、つまり誰だってただで唱えるのですが、もしもキーズと同じ様にパフォーマンスしたら、今後金をとられる事になるという。米国歌なのに……。つまりその名Alicia Keysが、オリジナルの詞をつくったFrancis Scott Key(1779 – 1843)、曲をつくったJohn Stafford Smith(1750 – 1836)と共に、ソングライターとして連ねられるのだとか。うーむ、それは凄い。と思ったら、すでに300人以上のアーティストがクレジットにその名を連ねているようで。ウッドストック・フェスティヴァルで伝説的パフォーマンスを行なったジミ・ヘンドリックスなどもその1人なんだそうです。

まァ、キーズのパフォーマンスはレジェンドとまではいえないものでしたけれど……。

Leave a comment