The Star Lip-Synced Banner? ……Beyonce

The Star Lip-Synced Banner? ......Beyonce

オバマ大統領就任式の米国歌パフォーマンス。ビヨンセ・ノウルズがリップシンクしたとかいう話で盛り上がっていますね。まァ、したかどうかについてはともかく(レコーディング・ヴァージョンが別の人の唱ったものだとかいうのでないなら)。かんじんなのは、それがたいしていいものじゃなかった事。しかも、かつて自ら唱ったものよりも劣っていたという点ですね。2004年のスーパーボウルで魅せたそれがまた蘇る、と思われたのですが、叶いませんでした。凄いとまではいえませんが、昔のパフォーマンスはわるくなかったと想います。しかも、疑いなくライヴでした。なのに、同じ事が叶わなかった、と。もしもレコーディングしたものなら、尚の事。

テクニック的にみるならとくに難はありませんでした。詞を忘れたり、音を外したり、聲が出なかったり、アレンジメントが変わっていたり、えらそうだったりしたわけでもなく。しかし、心に全く響かなかったんですよね。米国の式典の国歌なんか、フツーに唱ってもぐっとくるもの。全体的なムードが高まっていますから。そんな中、スポットライトを集め、生で唱ったりしたらもう、誰だってスーパースター。それが響かないとは、よほど心が籠っていなかったんだろうなとしか鑑みられません。

同じ日、別の歌を生で唱いつづったケリー・クラークソンのパフォーマンスは、ほんとうにすばらしいものだったと想います。当日外は結構寒かったそうですが、全く関わりないかのように、高らかに唱っていたのには、心をふるわせられました。

生でパフォーマンスしていたかどうかはともあれ、1人は私の心をとらえられ、1人はとらえられなかった……それは確かです、ね。

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