V21

V21 20130121

My Favorite Things JOHN COLTRANE

Gypsy Queen GYPSY

Another Star STEVIE WONDER

Up Up And Away THE 5th DIMENSION

A Ray Of Hope THE RASCALS

The Star Spangled Banner JIMI HENDRIX

Words THE MONKEES

Tobacco Road LOU RAWLS

Without Rhyme Or Reason SPANKY & OUR GANG

Fantasy EARTH, WIND & FIRE

Aja STEELY DAN

French Song THE MONKEES

Cause We’ve Ended As Lovers JEFF BECK

Shades Of Gray THE MONKEES

Easy For You To Say LINDA RONSTADT

The Thrill Is Gone B.B.KING

Ain’t No Mountain High Enough MARVIN GAYE & TAMMI TERRELL

For The Love Of You THE ISLEY BROTHERS

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Sweet DAVE MATTHEWS BAND

Come Alive LEONA LEWIS

Beneath Your Beautiful LABRINTH featuring EMELI SANDE

<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2013.1.21>

2013年1月14日 – 2013年1月20日の間に、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の奥でプレイをした楽曲中、最も数の多かったもの、トップ21をリストアップいたします。

なんとボトム3曲以外、前の回の曲を全く継がないという妙なランキングとなりました。しかも、どれも古い!

実は前週水曜日、洋楽系ギョーカイ人が独り語りするFM COCOLOのマニアックな‘ミュージックマン’プログラム“PIRATES ROCK”の出演収録日だったため、必然的にそのプレイリストとして選んだものがヘヴィ・ローテイションになってしまったという。かつてソニー・ミュージックを司り、今NYCを営む‘(チープ・トリック)at武道館をつくった男’野中規雄氏……私が大学生の頃在籍をしていたクラブWHKのダイセンパイとして武勇伝が語り継がれるその氏主宰のプログラム。番組性格上、極私的な音楽史を語らなければならず(それが案外不得意(^.^;)、アーティストの話なども含めると長くなってしまい、リスト曲が少し飛んでしまいましたが、ハチャメチャながら楽しんでしゃべってまいりました。で、今回上がった曲は、すべてその事前作業中に流れまくったものとなります。

ま、奇しくも本日私の誕生日という事もあり、妙なランキングも良し、といたしました。

“My Favorite Things”は、ミュージカル“サウンド・オブ・ミュージック”のスタンダード曲をジョン・コルトレーンが紡ぐ、ジャズ・ヴァージョンの珠玉作。流れるように繰り広げられるその心地良い音世界は、正に彼ならではのものですね。

私が高校生の時、ファン・クラブをレコードメイカーでつくったロック・バンド、ジプシー。メロディアスでサイケデリックでクロスオーヴァー、美しくつらなるコーラスワークが忘れられません。

うるわしいコーラスワークといったら、フィフス・ディメンションも然り。熱気球で高く、遠く、空のかなたへ。心が深く沈んでいたってアップしてしまいそう。中学生の頃、ライヴを観てそのもようを記してみたのが、私の音楽評論第1号でした。

アメリカン・ポップ・ロックの粋がつまったモンキーズ、ブルー・アイド・ソウルそのもののラスカルズ、奇妙奇天烈なパフォーマンスでサイケデリックのなんたるかを示してくれたジミ・ヘンドリックス……皆、同じ頃、私を洋楽沼へ誘い、嵌まらせられたアーティストですね。とくにモンキーズは、私の道を照らしてくれました。

アフリカン・アメリカンの‘ポップ’な楽しみを知りえたのは、(プレイリストからは省いてしまいましたが)スプリームスを始め、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル等の‘モータウン’ソウル。かたや、アイズリー・ブラザーズでその愛、B.B.キングでその恐れ、ルー・ロウルズでその温もりを知りえました。

そしてクロスオーヴァー・ポップ・ミュージックの面白味を知りえたジャグ・バンド、スパンキー&アワ・ギャング。アメリカン・ルーツ・ミュージックの髄が見え隠れする、エレガントでハートウォーミングでファンタスティックなパフォーマンスを愛し、中学生以来関わっていたファン・クラブをリーダーとしてその後継承したりしました。

歌姫評論家として本もつくっている私……愛してやまないフィーメイル・アクトは当然、数多く存在します。しかしその中で、たった1人スーパー・アイドルを決めろといわれたら、リンダ・ロンシュタットとなるでしょう。いったんその聲を知ってしまったらもう、ね。

んでもって、いつの間にやら音楽評論家の道を歩む私ですが、始まりはジャズ、ロック、ソウル、そしてレゲエ、MPB、サルサまでも交わった、’70sクロスオーヴァー・ムーヴメントでした。アース・ウインド&ファイアー、スティーリー・ダン、スティーヴィー・ワンダー、ジェフ・ベック、TOTO、スタンリー・クラーク、ビリー・コブハム、デイヴィッド・サンボーン、ジャコ・パストリアス、ミルトン・ナシメントetc. そんな流れをつくった彼らから、私はパワーを得て、フリーミュージックマガジンRAINBOWを生み、ジャーナリストとして第1歩を踏み出したのです。

Never Lose Your Heart / There Lies The Passion | STANLEY CLARKE

http://www.youtube.com/watch?v=L1ojQDMdU14

当ジャーナルPenguin’s JAMも、本日3年目をむかえました。これからもよろしく。

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