American Top 10 Sellers In 2012

American Top 10 Sellers In 2012

何がどのくらい売れたのかなど、我がミュージック・ライフと何ら関係無し、とはいうものの、知っていたら知っていたで酒のサカナくらいにはなりますからね。そんなわけで、SoundScanがまとめた2012年の全米売上成績を、眺めてみましょう。データは、2012.1.2 – 2012.12.30のまとめとなります。

2012 American Album Top 10 

1 21 / Adele (4.41 million)

2 Red / Taylor Swift (3.11 million)

3 Up All Night / One Direction (1.62 million)

4 Babel / Mumford & Sons (1.46 million)

5 Take Me Home / One Direction (1.34 million)

6 Believe / Justin Bieber (1.34 million)

7 Blown Away / Carrie Underwood (1.20 million)

8 Tailgates & Tanlines / Luke Bryan (1.10 million)

9 Tuskegee / Lionel Richie (1.07 million)

10 Night Train / Jason Aldean (1.02 million)

© Nielsen SoundScan

アデルは、もうね、呆れるしかないでしょう。2011年、年間約5,820,000コピーを売ったにもかかわらず、翌’12年も約4,410,000コピーを売ってしまったわけですから。しかし、ブッチギリだった2011年と比べ、次点作として多少迫っているようにみえるのが、テイラー・スウィフト。コチラも、大したものですよね。2010年、“Speak Now”(約2,990,000)で年間第3位、2009年、“Fearless”(約3,220,000)で年間第1位、2008年、同“Fearless”(約2,110,000)で年間第3位と、殆ど毎年至極当然の如くトップ3をマーク。23歳にしてどっしりぶれないヴェテランのトップ・スターふうなアクションを示しているってのがなんとも。まァ、アデルもまだ24歳ですが……。そんな英米巨星歌姫を追うオトコどもの中でそれなりにガンバっていたのが、英ボーイ・バンドのワン・ダイレクション。2作合計してもまだとどかないってのが悲しいですが、2作エントリーしたという事そのものが讃えられます。それにしても、英国勢、強し。マムフォード&サンズも交え、4ポジションを占めています。っていうか、米国勢、弱し。スーパー・アイドル・シンガー、ジャスティン・ビーバーも含めたら、外国勢が5割ですものね。しかも、ライオネル・リッチーがその類のアーティストとデュエットで唱う企画物だったため、ポップ寄りであっても、そのすべてがカントリー系だったという。

2012 American Digital Song Top 10

1 Somebody That I Used To Know / Gotye featuring Kimbra (6.80 million)

2 Call Me Maybe / Carly Rae Jepsen (6.47 million)

3 We Are Young / Fun. featuring Janelle Monae (5.95 million)

4 Payphone / Maroon 5 featuring Wiz Khalifa (4.76 million)

5 Starships / Nicki Minaj (3.98 million)

6 What Makes You Beautiful / One Direction (3.89 million)

7 Some Nights / Fun. (3.84 million)

8 Stronger (What Doesn’t Kill You) / Kelly Clarkson (3.82 million)

9 Gangnam Style / PSY (3.59 million)

10 One More Night / Maroon 5 (3.46 million)

© Nielsen SoundScan

南半球ポップ・インスタント・デュオ、ゴティエとキンブラ、カナダのポップ・シンデレラ・ギャル、カーリー・レイ・ジェプセン、ニューヨークの少し変わったパワー・ポップ・ロック・バンド、ファン.が、3強。2012年の思い出の曲トップ3となりました。それについては、異論無し。極私的にみるなら、上の2曲は無しとなりますが。それにしてもよく売れましたよね。2011年、アデルの“Rolling In The Deep”が約5,810,000コピーを売り、年間最多売上の新記録をマーク、それに次ぐLMFAOの“Party Rock Anthem”(約5,470,000)と共に、初の年間計5百万台突破と騒がれたのもつかのまでした。とくに凄いのは、ファン.ですね。2曲合計で1千万近い売上数は、フツーじゃありません。ヴェテランでファンが相当数ついているとか、スーパー・アイドルだったりとか、何かしらクレイジーなブームにのっかってとかいうものでもなし。フツーに曲がヒットしてのその数は、正にクレイジー。尚、ファンが相当数いるというアドヴァンテージはもつものの、マルーン5もそのへんはガンバったといえそう。彼らはしかも、2011年の“Moves Like Jagger”(約4,110,000)に次ぐ、2年連続の年間第4位獲得を果たしています。しかし、ずっとPSYの週間第1位奪取を阻んだにもかかわらず、“One More Night”が売上数で敗れてしまったのは、ギャグですか(^.^; ラジオのデータで優っていたがゆえなので、何ら不思議じゃないのですが、敵をとられたようにみえ、笑えます。

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