土曜日からつづく、英国音楽界60年のシングル総売上チャート、つづいてはその団体編、バンド、コーラス・グループ、デュオのトップ10を。前週末、英Official Charts Companyが露にしたものから。

The UK Top 10 Biggest Selling Singles Groups Of All Time

1 THE BEATLES (22,100,000) “She Loves You”

2 QUEEN (12,800,000) “Bohemian Rhapsody”

3 ABBA (11,300,000) “Dancing Queen”

4 THE ROLLING STONES (10,100,000) “(I Can’t Get No) Satisfaction”

5 OASIS (9,079,000) “Wonderwall”

6 TAKE THAT (9,078,000) “Back For Good”

7 SPICE GIRLS (8.000,000) “Wannabe”

8 THE BEE GEES (7,600,000) “How Deep Is Your Love”

9 U2 (7,500,000) “With Or Without You”

10 STATUS QUO (7,200,000) “Rockin’ All Over The World”

© 2012 The Official Charts Company

*アクト (売上数) 最高売上楽曲

サスガ、ですね。トップはもうなるべくしてなった、と。凄まじいデッド・ヒートだったメイル・アクト、英・米スーパースターのトップ争いをもかわし、全アクトのトップを制しています。ビートルズがランキングに初エントリーを果たしたのは、1962年。“Love Me Do”が、最高第17位へ上るヒットとなったのが‘レジェンド’の始まりでした(1982年、20thアニヴァーサリーを祝うリイシュー盤がリヴァイヴァル・ヒットし、最高第4位へ)。最も当たったのが、1963年の5thシングル“She Loves You”。計6週No.1をマーク、現時点で190万コピーを売るミリオンセラーとなっています。17作のNo.1は、エルヴィス・プレスリーに次ぐ高記録。

全体的に眺めてみると、ティピカルなロック・アクトがズラリ並ぶ中、コーラス・グループのスーパースターと、男・女それぞれのスーパー・アイドル・グループが交わった感じでしょうか。レッド・ゼッペリンでもなければ、ブラック・サバス、ピンク・フロイド、ディープ・パープル、キング・クリムゾン、イエスらでもなくて、ステイタス・クオっていうのが、シングル・チャートらしいですね。

それにしても、アイルランドはもとより、スウェーデンですら認めても、米アクトは禁じられているかのように、全く姿を隠しているのが、不思議。なんとトップ20くらいまで見わたしても、第12位にブロンディ、そしてそのすぐ下にブラック・アイド・ピーズがいるのみなんですよね。アメリカンは独りまでならいいけれど、団体戦は認めない?

尚昨日の答、それは“Earth Song”でした。