1 Girl On Fire ALICIA KEYS
2 Lover Is Childlike THE LOW ANTHEM
3 Trouble LEONA LEWIS
Abraham’s Daughter ARCADE FIRE
Skyfall ADELE
I’m Not The Same Without You DONALD FAGEN
I Will Wait MUMFORD & SONS
Amsterdam IMAGINE DRAGONS
Mercy DAVE MATTHEWS BAND
Flowers LISA HANNIGAN
I Think It’s Going Rain Today BARBRA STREISAND
Beneath Your Beautiful LABRINTH featuring EMELI SANDE
Evening’s Kiss/Take Me Away/Monotony WILLIS EARL BEAL
<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2012.11.5>
2012年10月29日 – 2012年11月4日の間に、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の中で回数多くプレイされたトップ13をリストアップいたします。
トップ3が、すべて消えてしまいました(^.^; まァ、そもそもが“The Hunger Games”日本上映記念特需でしたからね。しかも、みんなリヴァイヴァル・ヒットだったので。とはいえまだ粘っているのがトップ3の第2位とその二つ下にいますけれど。
トップをとったのは、V13常連株のアリシア・キーズ。そしてトップ3へバブリング・アンダーグラウンドからどーんとジャンプアップを果たしたのが、27歳妙齢の英フィーメイル・ソウル・バラッディアー、リオナ・ルイスでした。“Trouble”は、今年秋リリースの3rdアルバム“Glassheart”のトップを飾る曲。エミリー・サンディー等と共に作り、ノーティー・ボーイをプロデューサーに迎えてつくられました。サンディーの“Daddy”と同じコンビですね。つまりもとよりもの凄く情の濃いものになるのは決まったようなもの。ピアノをベースにストリングスを配し、ドラマティックにしつらえられた、マッシヴ・アタックふうな音世界に、涙を誘う歌がなまなましくつづられます。それもその筈、ルイス自らがかつて別れてしまった人の事を想い、書いたものだそうで。熱い‘情’が感じられるのも、むべなるかな。ともあれその少しオーヴァーともいえるエモーショナルなバラッドは、ルイスの真骨頂。心の奥に響くものとなっています。
“The Hunger Games”フィーヴァーの煽りから、一旦下がったものが上がってみたり、妙なアクションがみられますが、大混戦を制し、初エントリーを果たした曲は、ルイスの外に二つ現われました。
まずは“Trouble”の共作陣の1人サンディーがデュエットをしたラブリンスの“Beneath Your Beautiful”。むろん、曲も共につくっています。ラブリンスは、1989年3月21日、ロンドン生まれのR&B/ヒップ・ホップ/シンセポップ系シンガー・ソングライター/ラッパー/プロデューサー、ティム・マッケンジー。タイニー・テンパーの英No.1ヒット“Pass Out”のフイーチャリング・アクトとしてその名を知らしめました。美しくも、哀しくて、狂おしい……。アコースティック・ピアノと共に紡ぐ、彼の哀感漂うビター・スウィートなヴォーカルが、サンディーの情熱的なヴォーカルと交わって、心をふるわすソウルフルなスロー・バラッドとなっています。そもそもは、今年春リリースのデビュー・アルバム“Electronic Earth”の1曲。なんと同アルバムからの第6弾シングルだったにも関わらず、彼にとっては初めての英No.1ヒットとなりました。
しんがりにひかえしは、ウィリス・アール・ビール。前週当ジャーナルでもとりあげた彼の‘A Take Away Show’を観て、しなやかな彼の聲に惹かれました。すべてそのデビュー・アルバム“Acousmatic Sorcery”の曲。‘生一本’の情が、ゆったりと柔らかく、時にどとうの如く烈しくほとばしります。
A Take Away Show : Willis Earl Beal (click! でリンク)
