V13

1 Mercy/Broken Things/If Only DAVE MATTHEWS BAND

2 Ronan TAYLOR SWIFT

3 Tease Me/Lost & Found/Gone LIANNE LA HAVAS

Flowers LISA HANNIGAN

Here We Are (Chancer) SIVERSUN PICKUPS

This Love (Will Be Your Downfall) ELLIE GOULDING

Clown EMELI SANDÉ

And I Will Kiss UNDERWORLD featuring EVELYN GLENNIE and THE PANDEMONIUM DRUMMERS

Unobstructed Views DEATH CAB FOR CUTIE

I’m Getting Ready/Bones/Home Again MICHAEL KIWANUKA

Lover Is Childlike THE LOW ANTHEM

Angels THE xx

Too Tough To Die NENEH CHERRY & THE THING

<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2012.9.17>

2012年9月10日 – 2012年9月16日の間に、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の中で回数多くプレイされたトップ13をリストアップいたします。

ただし、いつもながらオキテ破りをいくつも犯し、トップ19となっているのはないしょです。オリンピックだァ、夏の想い出ソングだァ……とうつつをぬかしていたら、おもしろそうな新作群が目白押しだったという罠(ー_ー)

で、突如第1位へ躍り出たのが、結成21年目、米ヴァージニアのロック・アクト、デイヴィッド・マシューズ・バンド、3年ぶりとなる8thスタジオ・アルバム“Away From The World”の3曲。実は同作品ほとんどまるまるヘヴィ・ローテイションなので、曲単位のエントリーは難しいのですが、まずはシングル・カット曲とリード・トラック曲で。ヴァイオリン、サクソフォーン、トランペットなどの交わったクロスオーヴァー・ロックがドラマティックに宙を舞い踊り、せつせつと綴られるヴォーカル、ホットなキーボード、スリリングなギターの響が心の襞をふるわせます。

第2位へ初登場のテイラー・スウィフトは、現在米No.1ヒット中の‘ウゥーイー’ソングじゃなくて、7日の癌撲滅チャリティー・ショウで唱われた“Ronan”で。

Taylor Swift Sings “Ronan” For ‘Stand Up To Cancer’ (click! で、リンク)

第3位はもうほとんど常連然としたリアンヌ・ラ・ハヴァスですが、楽曲数が新しいものも含め増えています。すべて、デビュー・アルバム“Is Your Love Big Enough?”の収録曲ですね。アクースティックでなまなましくまとめられた音世界、水の流れのようにまつわるピアノ、またはゆらめくギターのディストーションに酔いながらとらえられる、愛らしいハスキー・ヴォイスが快し。まるで爽やかな風のそよ吹く泉の畔で囁かれているような‘夢’に溺れます。

そんなリアンヌと前回共に第1位を占め、彼女同様常連のアイルランド人シンガー・ソングライター、リサ・ハニガンも、またしても曲が変わりました。すでに我がV13で6曲がNo.1ヒットとなっているアルバム“Passenger”のボーナス・トラックがエントリー。トラディショナル・タッチのフォーキッシュな曲がいかにも似つかわしい。美しくも、寂しくて……。哀感漂うメロディーに、たおやかな歌が深く滲みいります。

変わったのにしか愛してもらえない、ともいわれるデス・キャブ・フォー・キューティー。米ドラマ“The O.C.”でもそんなふうに画かれていましたっけ。少し前、Ichiroがヤンキースへ移り、ずっとその棲み家だったマリナーズを離れるという、正にそのタイミングでそれまでずっと温めていたという自作自演曲のテーマ・ソングをアップ、細やかにスポットライトの当たったベン・ギバード司る、米ワシントン・ベリングハムのオルタナティヴ・ポップ・ロック・バンド。2011年リリースのアルバム“Codes And Keys”の1曲がとうとうのっかってまいりました。なんとなくプログレッシヴ・ピアノ・ロックとかいえそうなダイナミックなつくりがいとおかし。

Ichiro…From M51 To Y31 : Benjamin Gibbard (click! で、リンク)

ウガンダをルーツとする英シンガー・ソングライター、マイケル・キワヌーカも、なんとようやくエントリー。バブリング・アンダーグラウンドでいくつかの曲がランク・アップしていましたが、たとえばその一つ“Bones”などもアクーティック・プラス・フリーなムードだった‘A Take Away Show’のそれとは異なって、アレンジメントが少々濃く、突出的なローテイションに至りませんでした。まァ、わるくはないのですが、彼独特のフォーキッシュなソウル・フィーリングに惹かれていたので。ゆえにメジャー・デビュー・アルバム“Home Again”からの3曲同時エントリーとなっています。キワヌーカについては、コチラ。

A Take Away Show : Michael Kiwanuka (click! で、リンク)

THE xxは、2008年、ロンドン生まれのオルタナティヴ・ポップ・ロック・バンド。“Angels”は、今年秋リリースの2ndスタジオ・アルバム“Coexist”のリード曲として収められたものです。青くリリカルな音がふんわりふわふわたゆたい、心地良し。それはなんとなく陽の光の射す水の底を漂っているかのよう。

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