此の人を見ているといつも想うんですよね、どうしてそんなにも自然体でいられるのかって。
音楽賞で唱うようになった時もそうでした。未だティーンズだったにもかかわらず……。ドラマ初出演の“CSI”でもふつうに演じられていましたし。エレン・デジェネレスのショウではもはやいいコメディアン・コンビといえるでしょう。
正しくは、何故至極自然にふるまえるのかって事ですね、何でもかんでも。
たしかなのは、つまりそれがテイラー・スウィフトの素のキャラクターだからという事。そうとしか答えられません。ティーンズの頃からずっとその佇まいを保つって事は難しいですし(演じているのなら、それはそれで高い志、凄い精神力と讃えられますけれど)。
癌と闘う人を見る目、とくにコドモへのそれが優しいのもほんとうにそう感じているからにほかならないでしょう。
プライヴェイトないろいろならだませても、歌の中の嘘はパフォーマンスで露になってしまいますから。
数日後の4歳の誕生日を祝えずに小児癌により亡くなってしまった男の子‘Ronan’へ、真正面からつむがれた愛の歌。スウィフトらしく、ナチュラルに美しくつづられます。
Ronan | Taylor Swift
2012年9月7日、米ロスアンジェルスのシュライン・オーディトリアムで行われた、癌と闘う為のチャリティー・ショウ“Stand Up To Cancer”で。
