2012 London Olympic Music Q : A1
私が真っ先に思い浮かべたのは、ルル、ダスティー・スプリングフィールド、ペトゥラ・クラークらから、ケイト・ブッシュを経て、レオナ・ルイスに至るフィーメイル・スター。レオナなんかほらっ、4年前北京五輪のクロージング・セレモニーで、ジミー・ペイジのギターにのっかってパフォーマンスしていたじゃないですか、“Whole Lotta Love”を。むねいっぱいになったものです、愛で。なのに、スルー? 後、21世紀組でみるなら、国民的セクシー・シンガー、シェリル・コールもなしですか、と。
そもそもが少なかったと感じましたね、女性陣の曲が。少年少女合唱団の歌うトラディショナル曲は数えないとして、10曲にすらならなかったので。シュガーベイブスがガールグループの一枠獲ったからもうスパイス・ガールズは無しみたいな。
そのへんは、クロージング・セレモニーとかでしっかりと補うつもりなのでしょうか(スパイス・ガールズの再結成パフォーマンスが報じられています)? パーカッションのイヴェリン・グレニー、ダンス・ミュージカルのジャスミン・ブレインバーグ、ヴォーカルのエミリー・サンディと、セレモニーのライヴ・パフォーマンスに関しては女性陣が光っていましたから。おっと、カメオで御出演のエリザベス二世女王陛下も忘れてはなりません。疑いなくセレモニーのショウ・ストッパーでした。
ロック・ファンからも待ったがかかりそう。アイリッシュ(北ですが)とわけられてしまうヴァン・モリソンはしかたないとして、ジョン・ロードR.I.P.のディープ・パープルを始め、アニマルズ、ブラック・サバス、キング・クリムゾン、ジェネシス、イエス、T・レックス、ポリス、エルヴィス・コステロ、アイアン・メイデン、スミス(モリッシー)、ストーン・ローゼズ、レディオヘッド、コールドプレイ等累々。
もうね、ホリーズ、マンフレッド・マン、ムーディー・ブルースなんか畏れ多くって口に出しようもないくらい。ハーマンズ・ハーミッツ、デイヴ・クラーク・ファイヴ、シンプル・マインズ、シンプリー・レッド、ダイアー・ストレイツ、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ワム!(ジョージ・マイケルがクロージング・セレモニーで歌うらしいですが)がないんじゃ、10ccなんていえませんって。
ジョーダンとしか思えないエリック・クラプトンのつかわれようもなんだかなァでしたけれど、全くスルーのスティーヴィー・ウインウッドよりはましでしょうか。ジェフ・ベックなんかもう候補曲にすら上がっていなかったかもしれませんし。
そういえば、ロッド・スチュワートも、ね。
<つづく>
