ウィークリー・レギュラーの、La Blogothèque‘A Take Away Show’。
本日私がおすすめしますのは、1958年7月25日、フロリダ生まれのニューヨーカー、サーストン・ムーア。米ノー・ウェイヴ・ロック・ムーヴメントのエース、ソニック・ユースのフロントマンとして知られる人ですね。彼が自ら棲むニューヨークのロックな画のフラッシュからそれは始められます。彼のギターと歌、サマラ・ルベルスキーのヴァイオンのみをフィーチャーし、アコースティックに綴られる、インティメイトなライヴ・ショウ。
暮らしの中の音も見え隠れしてなまなましく、いつしかまるでその時空間を共にしているような想いにとらわれます。ニューヨークのかたすみで聴く、人の息づかい……。
ベックがプロデューサーをつとめた2011年リリースのソロ・アルバム“Demolished Thoughts”からのセッション。
まずは、“Benediction”と、“Blood Never Lies”の、しんなりとしたスロー・ジャム。そして、ぐっとサイケデリックな“Circulation”。たった2本の生楽器が織りなしているとは思えない、ダイナミックなインタープレイに、心、躍りまくります。今、パッションを求めたい感じならコチラ、パート2からどうぞ!
Thurston Moore | A Take Away Show | Part 1 : Benediction / Blood Never Lies
Thurston Moore | A Take Away Show | Part 2 : Circulation
<June 2011>
