クイズの答ですが……といっても、既に相当間が空いてしまったので、問い自体忘れられていると思われますけれど(^.^;
プロフェッショナルとして30年以上音楽生活を営み、10曲以上の米Billboard HOT100ヒットをもつ現役米男性シンガー・ソングライターで、自作曲のレパートリー中、人に歌われたものは同ランキングのNo.1獲得作を生んでいるのに、自らソロで歌ったものには1曲もそれがない、かわいそうなアーティストっていったら、誰? というものでした。
まずは1例として、ボブ・ディランをピックアップ。そしてもう1人、答の第1次発表でつまびらかにしたのがそう、ブルース・スプリングスティーンでした。しかし、答に当てはまってしまうアーティストは、彼らだけではありません。というわけで、次の1人の名は……
ケネス・“ベイビーフェイス”・エドモンズ。
ヒットメイカーですね。しかし自らのそれは、ザ・ディールのメンバーとして、ソロとして、フィーチャリング・アクトとしてのものをすべて含め、計7曲のトップ10ヒットを生んでいるものの、1994年のゴールド・シングル“When Can I See You”の第4位が最高位となっています。1996年のミリオンセラー・ヒット“This Is For The Lover In You”も最高第6位と、唯の1曲もトップまでは至らずじまい。そのかたわら、ソングライターとしてからんだアーティストの曲は、40曲以上がトップ10ヒットとなり、内6曲がNo.1へ至っています。ホイットニー・ヒューストンの“I’m Your Baby Tonight”(1990)、同“Exhale (Shoop Shoop)”(1995)、ボーイズIIメンの“End Of The Road”(1992)、同“I’ll Make Love To You”(1994)、マドンナの“Take A Bow”(1995)、トニー・ブラクストンの“You’re Makin’ Me High / Let It Flow”(1996)がそうですね。
尚、彼の関わった曲として常々語られるエリック・クラプトンの“Change The World”ですが、同作品はプロデューサーとしてのみ。作曲陣として携わってはいません。ついでにもう一つ、わりとそう思われているのですが、米BillboardのNo.1ヒットでもないんですよね(最高第5位)。
それにしても、ザ・ディールは、ベイビーフェイスがキーボードをプレイし、一時彼とヒットメイカー・コンビとしてその名を轟かした後、米音楽業界のVIPとなる、アントニオ・“L.A.”・リードがドラムを叩いていたわけで。モンスター・ヒット曲連発、スーパースターへ……とならなかったのはなぜ(ー_ー?
<つづく>
