ウィークリー・レギュラーのLa Blogothèque‘A Take Away Show’……本日私がおすすめしますのは、アロー・ブラック。
ソウル・トルバドゥール、ゆるり雨の街を流す……雨やどりしたり、メトロ乗ったりしながらだけれど、の巻。
Aloe Blacc | A Take Away Show | Part 1 : Hey Brother / I Need A Dollar
1979年、米カリフォルニア生まれとはいえ、両親共パナマ人の血を引く、ソウル、ジャズ、ヒップ・ホップ系のヴォーカリスト。1995年、エマノンというヒップ・ホップ・デュオでラッパーとしてデビューを果たしました。そして仏ジャズ・バンドで歌ったりもした後、ソロ・シンガーとしてデビュー。’70s前・後のソウルを愛し、ギル・スコット・ヘロンふうなジャズ・タッチのパフォーマンスまでもとりいれ、それらすべてをベースとした彼一流のネオソウルが、とくに英・仏・独などのヨーロッパで認められています。
そんな彼が、バンドを伴い、自由都市巴里の街を、ぶらり。まずは、ル・コントワールという、ノスタルジック・モダンなレストランを、軽くア・カペラで制します。で、メトロへ。サンミッシェル駅回廊で、ゆらゆらと。見た目、演る気が無い感じですけれど、歌はしっかりしているのが、いとおかし。エンディングは、雨の中で佇み、ビル・ウィザーズの曲を一発噛ましてくれます。”ブラック・ハーレム”フィーリングがクールに決まっていますね。
Aloe Blacc | A Take Away Show | Part 2 : You Make Me Smile / Use Me
