ウィークリー・レギュラーのLa Blogothèque‘A Take Away Show’……本日私がおすすめしますのは、ヴァンサン・セガール&バラケ・シソコ。
なんとなく、いつもとは違う1日を始めたいかな、と思ったら、どうぞ。
レストランで突発的ライヴ。いにしえの香が漂うかのよう。鏡の使い様がヴィヴィッドですね。
Vincent Ségal & Ballaké Sissoko | A Take Away Show | Part 1 (Houdesti)
1967年、仏国生のチェリスト&ベーシスト、ヴァンサン・セガール……クラシックをベースとしながら、アヴァンギャルドなエレクトロニカ・デュオ、ブンチェロでスポットライトの当たったクロスオーヴァー・ミュージシャン。エルヴィス・コステロ、スティング、カルリーニョス・ブラウンら、世界の精鋭と共演もしています。そんな彼が、1968年、マリ生の21弦コラ・プレイヤー、グリオ系の伝統的なアフリカン・ミュージックを今に伝え、トゥマニ・ジャバテを始め、タージ・マハルらとの共演等でその名を知られるバラケ・シソコと、2012年初頭、冬の或る日、ぶらりパリの街でハプニング・ライヴ。2009年、正しくそんな異種音楽共演作”Chamber Music”をつくった流れから。
それではそのパート2。レコード・ショップで。コチラも古く快い香が漂う画。一日中いすわりたい、ってか、暮らしたいかも……。其の”家”に棲むグレン・グールド、セロニアス・モンク、ビートルズらがじっと見まもるなか、クラシカルでエスニックでポエティックな心地良い音をしっとりと響かせてくれます。それは、正にいにしえからのメッセージとでもいえそうな……。終わったせつな、棲み家の彼らから穏やかな、しかし温もりのあるアプローズをもらったと感じたのですが、私のそら耳?
Vincent Ségal & Ballaké Sissoko | A Take Away Show | Part 2
