SuperStarsStory
1★The Monkees -3-
翌1967年は、モンキーズの年となります。年の初めから”I’m A Believer”と”The Monkees”で、Billboardシングル/アルバム両チャートのNo.1を独り占め。2月、未だデビュー・アルバムがいすわるNo.1に、発売先行予約のみで1,500,000枚突破を果たしていた2ndアルバム”More Of The Monkees”がとってかわります。しかも、それが熱狂的人気に支えられ、ロングセラーに。6月の半ば、18週間守りつづけたNo.1からようやくダウンするのですが、すでにその時トップ10にいた3rdミリオン・セリング・アルバム”Headquarters”が中1週でNo.1へ。ビートルズの”Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”が出ていなかったら、長らくいすわった筈でした(No.1からの落下後11週連続No.2)。そして暮れには4thミリオン・セリング・アルバム”Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd.”が5週連続No.1……というわけで、結局1年間で29週間アルバム・チャートのNo.1を奪う売れっぷりを示したのです。
曲単位のヒットも然り。続く第3弾、デイヴィーがリード・ヴォーカルをとる初めてのシングル”A Little Bit Me, A Little Bit You”は、ビッグ・ヒットを果たした第2弾同様ニール・ダイアモンドのつくった曲。音楽界の首領的存在フランク・シナトラと娘ナンシーのデュエット曲”Somethin’ Stupid”に阻まれてNo.2に甘んじますが、発売先行予約でミリオンセラーに。夏の第4弾は、ヒットメイカーのキャロル・キング&ジェリー・ゴフィンのつくった曲”Pleasant Valley Sunday”と第1弾同様トミー・ボイス&ボビー・ハートのつくった珠玉作”Words”のカップリング。強い曲を二つ組み合わせたがために、ラジオの”エアプレイ”パワーが真っ二つにわかれてしまい、第3位と第11位に終わるも、当然即ミリオンセラーを果たしています。そして秋も深まってリリースされたのが、キングストン・トリオをぬけたばかりのジョン・スチュワートがつくった曲で、デイヴィーが歌う第5弾シングル”Daydream Believer”。あっという間にミリオンセラーを果たしたその曲は、通算3曲目にしてラストとなるNo.1を4週連続マークし、年の瀬を飾ったのです。
エミー賞受賞を果たしたTVショウも、視る年齢層がティーンズに偏っていたにもかかわらず、ちょくちょく視聴率20%を超えるようになっていました。
