Viewpoint : Merry Christmas Music 6
さてそれじゃあちょっとみかたを変え、正にカオスの今世紀と、古き良き昔からだんだん革命的に変わっていった’60s、それぞれにクリスマスの週、どんな曲がヒットしていたか、というのを比べてみましょう。まずは、今世紀。
USA No.1 Hits During Christmas Week
*21c
2000 Independent Women Part I / Destiny’s Child
2001 How You Remind Me / Nickelback
2002 Lose Yourself / Eminem
2003 Hey Ya! / Outkast
2004 Let Me Love You / Mario
2005 Don’t Forget About Us / Mariah Carey
2006 Irreplaceable / Beyoncé
2007 Low / Flo Rida with T-Pain
2008 Single Ladies (Put A Ring On It) / Beyoncé
2009 TiK ToK / Ke$ha
2010 Firework / Katy Perry
Grenade / Bruno Mars
<Billboard>
*クリスマス週のデータが基になる1.1 – 1.8付のNo.1ヒット
ホリデイ・アルバムのセールスNo.1作のリストのみをみて物を言うもんじゃないですね。今世紀が厳かだったと思われたのも、家でゆったりと祝いたい親世代のものでしかなかったようです。すべてではありませんが、ほとんどがR&B/ヒップホップ系中心(寄り)のポップなものばかり。華やかに楽しげに迎えていたようすがうかがえます。それにしても、デスティニーズ・チャイルドの曲も含め計3年トップに立つビヨンセの占有振りはたいしたもの。最も目だつようにタイミングを計り尽くしたプロモーションのうまさはさすがです。
