V13

1 Lost In Paradise EVANESCENCE

2 Wanted You More LADY ANTEBELLUM

3 Tragedy CHRISTINA PERRI

Crystalline BJÖRK

Art Of Almost WILCO

All Black Everything LUPE FIASCO

Rolling In The Deep ADELE

If I Die Young THE BAND PERRY

Hear My Call JILL SCOTT

Dragon LOU REED & METALLICA

Who I Can Turn To (When Nobody Needs Me) TONY BENNETT & QUEEN LATIFAH

Less is Moi STUART DUNCAN, CHRIS THILE, EDGAR MEYER, YO-YO MA

Body And Soul TONY BENNETT & AMY WINEHOUSE

<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2011.11.7>

2011年10月31日~11月6日の間に、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の中で回数多くプレイされたトップ13をリストアップいたします。

エヴァネッセンスが予測通りNo.1をマークいたしました。急ピッチでアップしてのトップ……ふつうなら長い間天下をとりそうな勢い、と言いたいところですが、よもやレディー・アンテベラムが黙っているわけもなし。”Wanted You More”はゆるやかに消えていくでしょうが、それよりも早く”次”がすんなりトップ3へエントリーしそうです。ただし、それは”Just A Kiss”じゃありませんが。クリスティーナ・ペリー、再アップでトップ3へ。といっても、’11年リリースのデビュー・アルバム”Lovestrong”の別の曲に変わっています。少しエスニックな面をもっている曲。悲哀感あふれるその歌が甘くエモーショナルに紡がれています。ヴァイオリン、ヴィオラ、マンドリンとピアノのドラマティックな交わりがたまりません。

下位陣がガラッと変わったV13。まずは第7位のアデルですが、楽曲名、誤りではありません(^.^; 実は、たまたまちょっと12歳の女のコにしてYouTubeアイドルのマディ・ジェーンの歌うカヴァー・ヴァージョンを聴いたんですけどね。何となくものたりず、もやもやしてオリジナルを聴いてしまったら、もういけません。またしても、蘇ってしまいました。

びっくりしてちょっぴりちびった異彩変態共演、アンダーグラウンド”アンチ”ロックのエース、ルー・リードが、メタルのエース、メタリカと組んでつくったアルバム”Lulu”の1曲がトップ10へ初エントリー。ヘヴィに決まった”メタリカン”ロックとあいまってどろどろくりひろげられるルーの呪文歌、11分以上に亘るその曲の3分ちょい前からえんえんと続くリフレインに狂わせられます。

第11位、エイミー・ワインハウスとのそれが今もいすわる、トニー・ベネットのデュエット集”Duets II”からさらにもう1曲エントリーを果たしました。おアイテをつとめるのは、ラッパーとしてグラミー賞獲得、女優業でもつとに知られるクイーン・ラティファ。”Who I Can Turn To”は、1964年の英(翌’65年ブロードウェイへ)ミュージカル”The Roar Of The Greasepaint – The Smell Of The Crowd”で御目見え、劇中歌ってもいたアンソニー・ニューリーが自らレスリー・ブリカスと共につくったポピュラー・スタンダード曲ですね。正にトニーの歌うヴァージョンが、当時最高第33位に上るヒットとなっています。それにしても、凄い。ラップでまずはその名を轟かせましたが、やがてソウル、またはジャズを歌い、驚かせてくれた人。ジャズを歌っても、優しくこまやかな歌”心”がじんわりと伝わってきます。

残る初エントリー曲、第12位は、チェリストの世界的スーパースター、ヨー・ヨー・マが、スチュアート・ダンカン、エドガー・メイヤー、クリス・シーリーら、弦楽器を司るトラディショナルな米ミュージシャンと共につくった異色共演作(変態性は無い)”Goat Rodeo Sessions”の1曲。まるで、4人4様それぞれの弦が語り合っているかのよう。何かしら楽しそうでもあり、温もりのある美しきしらべに酔わせられます。

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