Hit Chart Elegy
新世代女性シンガーの彩る新記録&快記録イヤー2011年の秋、リアーナがまたしても歩を進めています。7か月程前、ソロ・アクトによる短スパンのNo.1ヒット10作目達成新記録を果たしたことをお伝えしましたが、’11年11月12日付米Billboard HOT100でさらにもう1曲”We Found Love”(featuring Calvin Harris)がプラス。初のNo.1ヒット”SOS”が、’06.5.13付でしたから、それからわずか5年6か月という短いスパンで11作のNo.1をマークしたことになります。これは53年というHOT100の記録上ソロ・アクトとして最も短いもの。前回書いたように、やはり記録外となるHOT100開始前を含むエルヴィス・プレスリーを除けばですが。ソロの首位記録更新なるも、全アクトでみるならビートルズ等が上に2組君臨しているのも変わらず。ただし、スプリームスは10作目達成後1年以上首位を奪えなかったため、かなりあったその差が少し縮まっています。そのうえあと1曲でNo.1ヒットがとぎれるので、来年早々抜いてしまうかも。
ともあれそのピュアなのにねっとりとした”小悪魔”声が魅力的なのは否めないところ。23歳、バルバドス生まれのユニークなシンガー、リアーナの快進撃は未だ止まりそうもありません。
それにしてもかつてはオトコのものといわれていた米音楽シーンですが、スーパースターのビッグ・ヒットに限ってみれば、もはやオンナのものとすらといえるかも。それはこと’90年代以降顕著に現れています。
猶、下の表は、11作以上HOT100のNo.1ヒットをもつアクトが、それを初の第1位獲得からどのくらいのスパンで果たしたかをまとめたもの。
Top 7 Acts Of The Billboard No.1 Hits <Span>
1 The Beatles (20) 11th“We Can Work It Out”<1y11m1w>
2 Mariah Carey (18) 11th“Always Be My Baby”<5y10m0w>
3 Michael Jackson (13) 11th“Dirty Diana”<15y9m2w>
4 The Supremes (12) 11th“Love Child”<4y3m1w>
4 Madonna (12) 11th“Take A Bow”<10y2m0w>
6 Whitney Houston (11) 11th“Exhale (Shoop Shoop)”<10y1m0w>
6 Rihanna (11) 11th“We Found Love”<5y6m0w>
*アクト(No.1獲得数)獲得11作目の楽曲<初獲得からの年・月・週>
