そういえば、ハロウィンが近いからって、Billboardが怖いヴィデオクリップをリスト・アップしているのですが、それぞれに迫るものあり。
というわけで、いくつかそのリストからとりあげると……。

“Black Hole Sun” Soundgarden (1994)

モーフィングで顔が……ね。んでもってみんな宙のブラックホールへひゅるひゅるっと。あァ、だから顔がゆがむのかって。
サウンドガーデンは、米シアトルのグランジ系オルタナティヴ・ロック・バンド。

“The Prime Time Of Your Life” Daft Punk (2006)

ベッドのオンナのコ……まわりがみんながい骨人間で。やがてそのコもオトナになったらがい骨に。人間の一生、黄金のプライムタイムってそんなにも幼いときだけなの? 　けれど、ラストはあれ?　となり。
ダフト・パンクは、仏パリのハウス系エレクトロニック・デュオ。

“Dragula” Rob Zombie (1998)

なんせゾンビが歌うドラキュラですからね。
古い白黒映画等いろいろな画を切り貼りして、ストーリーめいたものをつくっています。しかし、そんなものなくても、顔だけでもうホラーなんですけど。
元ホワイト・ゾンビのロブ・ゾンビは、米マサチューセッツ生まれのゾンビ……じゃなくて、ヘヴィ・メタル系ヴォーカリスト。

“Lullaby” The Cure (1989)

真夜中、ベッドで寝ているとあァァァ……のタイプ。くもの糸にからめとられたりして。けれどオバケにとっつかれたからそんな顔になったのかどうかはわかりませんが、ヴォーカルもいつものメイクと変わりないし。ふだんから、フツーにホラーだって。歯のアップとかちょっとあれなんですけど、変なものもたっぷり出てきてくれるし。”何か”に埋まっちゃって、ジ・エンドですか。
ザ・キュアーは、英クローリーのゴシック系ニュー・ウェイヴ・ロック・バンド。

“Going Under” Evanescence (2003)

そもそもがゴスですからね。けれど、今回姫御本人はフツーのヒューマン(?)かもという。少々自己矛盾を孕みながらも、怪しいやつらにガツンと熱いライヴを見せたるぜみたいな。で、オーディエンスの”海”にダイヴすれば、そこはほんものの海のなかだったりして。クラゲだって、いるし。さらに怪しいやつは近くにもいたり……。
エヴァネッセンスは、紅一点エイミー・リーをヴォーカルに擁す、米リトル・ロックのゴシック系メタル・ロック・バンド。

<ベスト3へ、つづく>