No Venture, No Success……Katy Perry

Hit Chart Elegy

え!? なぜそれが??? 思わずぷしゅーっとディスプレイに吹いてしまいました、お茶を。……嘘ですが(再び)。

前からしつこく当ブログでとりあげているケイティー・ペリーのヒットチャート記録達成物語。正にその希いをこめて世に問う曲が決まりました。

すでに米国内のみで180万枚売れているというプラチナ・アルバム “Teenage Dream”。”California Gurls” 、”Teenage Dream”、”Firework”、 “E.T.” 、”Last Friday Night (T.G.I.F.)”という5曲のシングルのすべてがBillboard HOT100のNo.1に輝いています。そして今、同アルバムからの第6弾シングルとしてリリース、マイケル・ジャクソンの”Bad”を凌ぐアルバム1作からの6曲のNo.1ヒットという快記録に挑む曲、それは……”The One That Got Away” !!!

嘘だろー!

いえね、わかっていますよ。私の選ぶ曲が、必ずしも皆に愛されるものばかりじゃないってことくらい。私が “Teenage Dream”の中で最も愛しているのが何かっていったら、”Firework”か、”Who Am I Living For?”があがるわけで。ひとつはまァ、もんくなしのベストセラーですが、もうひとつは……。エモーショナルないい曲なんですけどね。ですが、だからってそのセレクションはないだろう、と。たしかにね、ダンス・クラブ・プレイでNo.1にランクされた”Peacock”を始め、ダウンロードの多かった”Not Like The Movies”などの下馬評の高かった予備軍が、有望候補曲ゆえに”フレッシュさ”に欠けるってのは否めませんよね。っていうか、すでにチラッとヒットしちゃっているわけですし。でもね、”Hummingbird Heartbeat”もポップでヒットのポテンシャルが高い、ムードを変えたいっていうんなら”Circle The Drain”も悪くない、締めって感じなら”Pearl”なんかすんなりハマルと思うのに、まさかその”次”もねらっての出し惜しみですか? なぜよりによって、ハンパな曲に……と思うんですが。”One”というコトバにあやかったんでしょうかね?

どうも、ケイティーが愛していたから、っていうのがキメテだったらしく。それならしかたないかも。レコードメイカー・サイドも、実際次にもう1曲準備しているそうで。新記録のゆくえを楽しみにいたしましょう。

ところでそんな話の裏で一つ、記録上でフィックスしたものがあります。前にくりかえし伝えております同じアクトによるトップ10内連続在位記録。次の曲を選ぶのにてまどったから、かどうかはわかりません。ともあれその矢継早のシングル・リリースが止まっているうちに、”Last Friday Night (T.G.I.F.)”がみるみるダウン。2011年9月24日付号でとうとう姿を消してしまったのです。したがってその前、9月17日付号の第10位までで、通算計69週。くりかえしますが、それまでの48週をぶっちぎる驚異的記録となりました。正真正銘今が旬の”プリンセス・オブ・ポップ”ですね。

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