Hit Chart Elegy
Summer Holiday Special……フィニッシュを忘れたわけではありませんが(夏そのものが忘れられそう)、9月10日付米Billboard HOT100で、マルーン5とクリスティーナ・アギレラによる”Moves Like Jagger” がNo.1にまで昇りつめるかたわら、フォスター・ザ・ピープルの”Pumped Up Kicks”がトップ3へ……と、口笛曲大隆盛の流れにあおられ、もういっちょう。
案外多い”ウィッスリング”ソング……想い出に残る曲は、世代的にもかなり異なるようで。今となってはもう上記曲などに塗り替えられたかもしれませんが、近年口笛曲といったら、スウェーデンのロック・バンド、ピーター・ビヨルン&ジョンによる”Young Folks”が、上がっていたものです。2006年のヒットですが、翌’07年、さらに上をいくヒットを英国等で果たした曲ですね。米国内においてはHOT100にものらなかったため、世界的なヒットとはいいがたいですが、世界中様々な国で知る人ぞ知る曲にはなっています。
というわけで、口笛付の英・米ヒット曲をズラリ、ピックアップしてみようか……と思ったのですが、無制限で上げてみたら100曲以上になっちゃったので、’60年代以降今年に至るまでのおよそ50年、英・米のいずれかでトップ30ヒットしたものに限ってみます。ビング・クロスビーのNo.1ヒット”White Christmas”なども容赦無く外すというかたちで。それでもまだたぶん落ちたものがあるでしょうし、パーフェクトではありませんが、とりあえず。
US / UK “Whistling”Song’s Top 30 Hits 1961 – 2011
20 Miles / Chubby Checker (’62 US#15/UK – )
Sukiyaki / Kyu Sakamoto (’63 US#1/UK#6)
Daydream / Lovin’ Spoonful (’66 US#2/UK#2)
Georgy Girl / The Seekers (’67 UK#3/US#2)
I Was Kaiser Bill’s Batman / Whistling Jack Smith (’67 UK#5/US#20)
(Sittin’ On) The Dock Of The Bay / Otis Redding (’67 US#1/UK#3)
The Good, The Bad And The Ugly / Hugo Montenegro (’68 US#2/UK#1)
Lazy Sunday / The Small Faces (’68 UK#2/US#114)
Me And Julio Down By The Schoolyard / Paul Simon (’72 US#22/UK#15)
Clair / Gilbert O’Sullivan (’72 UK#1/US#2)
Hocus Pocus / Focus (’73 UK#20/US#9)
The Streak / Ray Stevens (’74 US#1/UK#1)
Billy Don’t Be A Hero / Paper Lace (’74 UK#1/US#96)
Golden Years / David Bowie (’75 UK#8/US#10)
Brick House / Commodores (’77 US#5/UK#32)
Goodbye Stranger / Supertramp (’79 US#15/UK#57)
Games Without Frontiers / Peter Gabriel (’80 UK#4/US#48)
Centerfold / J. Geils Band (’82 US#1/UK#3)
How Soon Is Now / The Smiths (’85 UK#24→’92 UK#16/US – )
Walk Like An Egyptian / The Bangles (’86 US#1/UK#3)
Don’t Worry, Be Happy / Bobby McFerrin (’88 US#1/UK#2)
Patience / Guns N’ Roses (’89 US#4/UK#10)
Step On / Happy Mondays (’90 UK#5/US – )
Joyride / Roxette (’91 UK#4/US#1)
Wind Of Change / The Scorpions (’91 UK#2/US#4)
A…… / M…… (……3)
Regulate / Warren G (featuring Nate Dogg) (’94 US#2/UK#5)
Sissyneck / Beck (’97 UK#30/US – )
There It Go! (The Whistle Song) / Juelz Santana (’06 US#6/UK#47)
Young Folks / Peter, Bjorn & John (’06 UK#13/US#110)
The Lazy Song / Bruno Mars (’11 US#4/UK#1)
Moves Like Jagger / Maroon 5 featuring Christina Aguilera (’11 US#1/UK#3)
Pumped Up Kicks / Foster The People (’11 US#3/UK# 18)
I Wanna Go / Britney Spears (’11 US#7/UK – )
Good Life / OneRepublic (’11 US#8/UK – )
*(発表年/英米最高位)
あれっ、なぜあれがないの? と思う人もいらっしゃるかと。ビートルズの”Two Of Us”がないのはまァ、ヒット曲じゃないからわかるでしょうが、ジョン・レノンの”Jealous Guy”はふつうにあると思われるでしょう。ファンならずとも良く知られる曲ですからね。しかし、ヒットチャートのパフォーマンスが低すぎて……。ビリー・ジョエルの”The Stranger”も真っ先に思い浮かべる人がいるでしょうね。ただし、これも我が国以外でヒットチャートにランクされたのはオーストラリアくらいなものなので……。もちろんあの口笛吹いてなんぼの『クワイ河マーチ』とかも、古すぎて……。
猶、リストからは外れましたが、”モンティ・パイソン”フリークのつとめとして、エリック・アイドルの歌う“Always Look On The Bright Side Of Life”も記しておきます。
<何故外す!? Monty Pythonの曲として、’91年、英トップ3にランクされるヒットになっているじゃん……>
