What Is Love?……Jennifer Lopez & Marc Anthony Split

熱い恋 求めんがため 別れしと

言えばいいのに ラテンなセレブ

私は生来色恋沙汰に疎い……ってか、全く興味無いんですよね。ゆえに、そういった浮世話は、フツー書くつもりはありません。しかし、このふたりについては音楽面に絡むので触れてみようと思います。

Jennifer Lopezと、Marc Anthony。ラテン・ポップ界随一のおしどり夫婦的存在だった御両人がどうやら7年の暮らしに終止符をうつようです。我が国においてはふたりの知名度に相当差があるため、格が釣り合わなかったからだとか”見当違い”な理由付けをしたりする人もいるでしょう(結婚時の頓珍漢報道は忘れられません)。けれど、ラテン音楽界においてはスーパースター同士の華麗な結婚だったわけで(結婚後、共に下り目ではありましたが)。別れはもちろんショッキングな出来事として騒がれています。5月に”American Idol”でショウを共にした際は仲むつまじげにも見えたんですけどね。

とはいえまァ、そもそもがアーティストでセレブなふたりですし、くっついた離れたについては珍しくもなく、好きにやればって話。ただし、結婚直前燃え盛る炎の如くエキサイティングにレコーディングされた”Escapémonos”の様なデュエットがもう見られないかと思うとさびしいな、と……。Anthony、2004年のグラミー賞獲得アルバム”Amar Sin Mentiras”(およびサルサ系の新装盤”Valió la Pena”)に収められたその曲は、正に熱く目で語り合う姿が見えるかのような深い愛を感じさせられるコラボレイションでした。愛し合う男と女の歌として、推奨曲の一つだっただけに、惜しいと思います。

そのかわりと言ってはなんですが、楽しみな面もあります。今年春トップ・スターダムへカムバック、人気再燃中のJ.Loが、離婚後自由になってよりいっそう、なんて話じゃありません。

実はこのMarcというオトコ、エモーショナルなロスト・ラヴ・ソング、もどかしい恋慕歌、報われぬ愛を歌わせたらもうラテン・ポップ/サルサ界で向かうところ敵なしってくらい、うまいシンガー・ソングライターなんですよね。美しくもせつない曲を作る上、歌そのものがまた哀感満ち溢れ、心の襞に触れまくるみたいな……。それゆえあまり幸せなのもどうかと思っていたわけで(^.^; 私生活は音楽作りとは一線画すといえども、やっぱりね。そんなわけで、これを苦にして(?)、儚い愛を歌ってもらいたいと望みます。ごめんなさい。ファンは、鬼。

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