Record Makers’ Rhapsody
vol.4 MOTOWN
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そしてその曲のドラムを叩いていたのが、未だ22歳だった教会の牧師の息子マーヴィン・ゲイ。ハーヴェイ・フッカの新ムーングロウズで活動中、フッカがアンナでレコーディングをした際につれていかれ、べリーと知り合っています。初めのうちはモータウンのセッションでドラムを叩いていましたが、彼がナイトクラブで歌うのをべリーに認められ、1961年、ソロ・デビューを果たしました。ちなみにこの年、彼はべリーの姉アンナの夫にもなっています(’75年離婚)。デビュー・シングルは大失敗だったものの、’62年の終りから’70年代終りまで、タミー・テレルらとのデュエット曲も含め、55曲がヒットチャートへ。黒人男性最高のスターの1人となりました。
やがてタムラ=モータウンにつぐ第3のレコード・レーベル“ゴーディー”からもスターが現れます。ザ・テンプテイションズ。そもそもはザ・プライムスなどと名のっていたそのバンドの名付親はモータウンの従業員でした。初ヒットが出るのにかなり時を要しましたが、’64年、「ザ・ウェイ・ユー・ドゥー・ザ・シングス・ユー・ドゥー」でブレイクアウト(最高第11位)。それは、べリーのつくった曲と、スモーキーのつくった曲が競い合い、社長自らつくった曲を多数決で落とした末のヒットでした。ついで翌’65年、やはりスモーキー作の「マイ・ガール」がNo.1ヒットを奪い、トップ・スターダムへ。以後同グループはメンバー・チェンジをくりかえしながらも’80年代半ばまでですでにHOT100エントリー50曲以上というヒットメイカーぶりを示しています。なんとオリジナル・メンバーのオーティス・ウィリアムスが、69歳の今も猶現役で活動中。力一杯女心を惑わせてくれています。<つづく>
1962-’66 “MOTOWN” Top 3 Hits
’62
Do You Love Me THE CONTOURS <2> Gordy7005
’63
Fingertips – Pt 2 LITTLE STEVIE WONDER <1> Tamla54080
’64
My Guy MARY WELLS <1> Motown1056
Where Did Our Love Go THE SUPREMES <1> Motown1060
Dancing In The Street MARTHA & THE VANDELLAS <2> Gordy7033
Baby Love THE SUPREMES <1> Motown1066
Come See About Me THE SUPREMES <1> Motown1068
’65
My Girl THE TEMPTATIONS <1> Gordy7038
Stop! In The Name Of Love THE SUPREMES <1> Motown1074
Back In My Arms Again THE SUPREMES <1> Motown1075
I Can’t Help Myself FOUR TOPS <1> Motown1076
I Hear A Symphony THE SUPREMES <1> Motown1080
’66
Uptight (Everything’s Alright) STEVIE WONDER <3> Tamla54124
You Can’t Hurry Love THE SUPREMES <1> Motown1097
Beauty Is Only Skin Deep THE TEMPTATIONS <3> Gordy7055
Reach Out I’ll Be There FOUR TOPS <1> Motown1098
You Keep Me Hangin’ On THE SUPREMES <1> Motown1101
*ヒットのピーク時の年月順
