Jar Of Hearts Christina Perri
Just A Dream Sam Tsui & Christina Grimmie
Set Fire To The Rain Adele
Who You Are Jessie J
Goodbye Avril Lavigne
Corriente Vital Ojos De Brujo
Far Away Marsha Ambrosius
Love Out Of Lust Lykke Li
Midnight In Harlem Tedeschi Trucks Band
Al Vaivén De Mi Carreta Afrocubism
Don’t Be Sad Brad Mehldau
Mi Declaration Vinicius Cantuaria & Bill Frisell
Talking To The Moon (Acoustic Piano Version) Bruno Mars
<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2011.4.18>
2011年4月11日~4月17日、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の中で回数多くプレイされた曲をピックアップ。先週解説済の3トップ、キモチ上下入れ替わりましたが、殆ど変わりはありません。クリスティーナ・ペリーは今一番のヘヴィ・ローテイション。声、曲、音すべてよし。5月リリースのアルバムが楽しみですね。アデルは、ホントいうと5曲ほどがヘヴィなんですが、彼女塗れになっちゃうのも何なので、トップ・プレイの曲を。
初登場最高の注目株は、1988年3月27日ロンドン生まれの23歳、ジェシカ・エレン・コーニッシュ、通り名ジェシー・Jというシンガー・ソングライター。クリス・ブラウン、そしてマイリー・サイラス(ミリオンセラー”Party In The U.S.A.”共作陣の1人)ら、若いアイドル・シンガーの作曲等に携わってきた事で知られています。昨年暮れから”Do It Like A Dude”(英2位)、”Price Tag”(featuring B.o.B 英1位・米40位)などがたてつづけにヒットし、ついに自らスターダムへのしあがりました。ストリート的感覚を孕むポップなソウルが持ち味ですが、とにもかくにもキャッチーで、正に今ど真ん中の”音”がチャーミング。歌そのものよりも、ファッショナブルなセンスっていうか、ぶっとんだその佇まいが衝撃的で、ヒットに結びついたという説もあるくらいですが、案外本格派だったりもします。というわけで、ヒット曲”Price Tag”の替わりにこの曲がエントリーしているのは、そのへんから。’11年リリースのデビュー・アルバムのタイトル・トラックなのですが、実は愛らしいハイトーンのハスキー・ヴォイスをふりしぼって歌うラヴバラッドがしっくりなじんでいます。売れ線のリード曲と違い、正にその真髄的魅力が滲み出た様な曲。
そして10周年記念解散ツアー中のオホス・デ・ブルホもエントリー。ルーツであるフラメンコをベースに、ファンク、ヒップホップ、ラテン、ラーガ等多彩な音を融合化、新感覚の音世界をかたちづくったスペイン・バルセロナの大所帯ジプシー風グループですね。最新作にして初のベスト盤で終わりというのもきれいというか、寂しいというか……。極私的に21世紀最も目をつけていたバンドだっただけに、残念感もひとしおです。これはそのリード曲にして新録作。いつもながらエキゾティックでリズミカルなヒップホップ・クロスオーヴァー・フラメンコにのっかって、マリーナ・”ラ・カニラス”のたおやかなヴォーカルがゆらめきます。ゆったりと……幻想的に。こんないいアクトが消えてしまうなんて……。
前回解説済のリッキー・リーも曲が変わりました。今ヒット中の曲も殆ど同じ回数流れてはいるのですが。
’10年正式結成ながら、既によく知られるテデスキー・トラックス・バンドも、デビュー・アルバムは6月リリースと未だ先ですが、少し気の早いエントリー。聴いてしまったら入れねばなりません。世界的に知られる名うてのギタリスト、デレク・トラックス(’79年6月8日フロリダ生)と、女だからってなめたらいかんぜよのシンガー&ギタリスト、スーザン・テデスキー(’70年11月9日マサチューセッツ生)、お互いグラミー賞候補にもなったホワイト・ブルーズ(サザン・ロック)のエース級同士、音楽界待望のコラボレーションがとうとう叶いましたね。まァ、’01年できちゃった婚のホットな御夫妻ですからそれほど面倒臭い事もなかったとは思いますけど。予想通り、ブルージーなロックがきゅんきゅんうねりまくる中、優しげな歌がたゆたいます。ギターと歌のからみになんとなく”愛”を感じさせられるのは気のせいでしょうか。とりあえずジェントルなタッチのこの曲がエントリーしましたが、良い曲ぞろいなため、次々入れ替わりそうです。
アフロキュビズムと並ぶグローバルなコラボレーションものとしては、’11年のアルバム”Lagrimas Mexicanas”(メキシコ人の涙)からの曲”Mi Declaration”(私宣言)もエントリーしています。ビル・フリゼールは、’51年3月18日バルティモア生まれのジャズ・フュージョン系ギタリスト。コラボレーションもハンパじゃなくこなす名プレイヤーですね。そんな彼が、’51年4月29日の生まれのブラジル音楽界重鎮の1人、シンガー・ソングライター&マルチ・ミュージシャンのヴィニシウス・カントゥアリアと共につくったのがこれ。かつて知ったる仲ですし、息はぴったり。ちょいエキセントリックなMPBがゆるりゆるり不気味に忍び寄ってまいります。妙にサイバーっぽかったり、妙にオーガニックだったりとか、そのいなたい生あたたかさが心地良し。
アヴリル・ラヴィーン、マーシャ・アンブロージアス、アフロキュビズム、ブラッド・メルドー、ブルーノ・マーズなどは既に解説済ですね。
