HAWHOKKKEKYO 真説大衆音楽”洋”語辞典
diva
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そんなわけで、オペラが発生源だったディーヴァですが、ポップ・ミュージック界でフツーに使われるようになったのは、たぶん1970年代頃。R&B界がどうやらその発信地のようです。もちろんそう呼ばれたアレサ・フランクリンなどは、自らそのアルバムのタイトルにしてもいます(それが祟ったか、失敗作になりましたが……(^.^;)。意味はまったく同様。ディーヴァ、即ち本格派女性シンガーとでも言いましょうか。
そんな言い回しがもっとごく一般的になったのは、’98年、アメリカのケーブルTV局VH1が当時、最高の女性シンガーを結集、スペシャル番組として製作されたチャリティー・ショウあたりからでしょう。”Divas Live”というタイトルで、アルバムもリリースされました。何てったってそのラインアップがハンパじゃありません。セリーヌ・ディオンを頭に、グロリア・エステファン、マライア・キャリー、シャナイア・トゥエイン、で、アレサ、オマケにスペシャル・ゲストとしてキャロル・キングですからね。ちびっちゃうほど、凄い。それはもうどっからみてもディーヴァと呼ぶにふさわしいメンツでした。ちなみにこのショウ、’98~2004年の間、年中行事的に行われた後、いったんは締めましたが、’09年復活。再び毎年行われています。上記除く主な出演陣は、メアリー・J・ブライジ、シェール、シャキーラ、ホイットニー・ヒューストン、シンディ・ローパー、ティナ・ターナー、チャカ・カーン、ドナ・サマー、フェイス・ヒル、ダイアナ・ロス、セリア・クルース、ネリー・ファータド、リーアン・ライムス、ディキシー・チックス、アシャンティ、ジュエル、ビヨンセ、ジェシカ・シンプソン、パティ・ラベル、グラディス・ナイト、デビー・ハリー、ケリー・クラークソン、レオナ・ルイス、ジェニファー・ハドソン、アデル、マイリー・サイラス、ケリー・ヒルソン、パラモア、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュなど、など、など。え? みたいなのもいたりしますが。ともあれこれがきっかけとなり、どんな人でもたやすくディーヴァと称すのが広まったよう。折りしもその頃、我が国においても女性陣中心に高まった日本産R&Bブームがその呼び名を一般化させています。しかし、本来的な意味合いからすると、ディーヴァと称すにはあんまりかな? という人もいますよね。
